国旗2
出典: Jinkawiki
国旗とは
国によって、起源はそれぞれあるが、代表的な起源として船舶の帰属国を表すために使用された旗として用いられたことから始まったものが多い。他にも、敵か味方かを見分けるためや紋章などの意味も持っていたものがある。
日本の国旗
旭日旗(きょくじっき)といわれる旗は、海軍と軍の旗として採用されたが、第二次世界大戦の終結とともに、法律によって認められた旗ではなくなった。 現在は、日の丸といわれる白と赤の国旗があり、これは日本という国名が「日のもと」という意味であるということでこのような国旗が作られたのである。また、白には純粋さや高潔さ、赤い○は誠実、明るさ、温かさを表し、“明るく、清く、正しく、直く、誠の心”という日本の理想を象徴するものである。
さまざまな国の国旗
例えば十字架、同じ十字架でも、様々な意味がある。 スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドの五カ国はキリスト教の十字架をデザインしたものである。また、スイスの国旗は赤十字の旗と似ているが、それは、「敵味方の区別なく戦場の負傷者を救おう」という国際的な運動をもっとも熱心に推進したのがスイス人だからであり、このことからスイスの国旗の赤と白を逆にした旗にし、その組織の名前も赤十字社となった。
イギリスの国旗は、連合王国を表すものであり、この国旗には、聖ジョージの赤十字と呼ばれるイングランド王国、聖アンドルーの白十字と呼ばれるスコットランド王国、パトリックの赤十字と呼ばれるアイルランド王国の三カ国の国の国旗を合体させることによって作られたものである。
また、三色の国旗にもそれぞれの色に意味がある。 代表的な三色の国といえば、フランス。フランスの国旗は左から青、白、赤の順になっている。これはそれぞれ、自由・平等・博愛という意味がこめられている。また、イタリアの国旗は、イタリア統一運動のシンボルとされていた旗であった。緑は美しい国土、白は雪、赤は愛国の熱血を表わすと同時に、フランス革命の影響から自由、平等、博愛も意味している。
参考文献 ・世界の国旗~世界の地理と歴史を考える~ 板倉聖宣著 1990年 仮説社 ・旗~世界中にはたくさんの旗や国旗がある‐その歴史、意味、使われ方などを探る~ 今田達 1991年 同朋舎出版