国連気候変動枠組条約締約国会議

出典: Jinkawiki

国連気候変動枠組条約とは

　地球温暖化を解決に導くために、世界が大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目標とした、１９９２年に結ばれた第２６条にわたる条約である。

国連気候変動枠組条約締約国会議（COP）

　この条約に基づいて、１９９５年から毎年、国連気候変動枠組条約締約国会議が開催されている。　経緯としては、１９９７年に京都で開催された３回目の会議で、温室効果ガスの排出量を、２００８年から２０１２年の５年間で１９９０年に比べて日本は６％、アメリカは７％、EUは８％削減するという目標を明確に定めた「京都議定書」の合意した。しかし、２００８年から２０１２年の第一約束期間はアメリカを除く多くの先進国が参加したが、２０１３年から２１２０年の第二約束期間では、第一約束期間に参加した多くの国が不参加となり、EUとオーストラリアのみの参加となってしまった。昨年開催された２０回目の会議では、京都議定書で削減の対象外とされていた国も発展を遂げてきたため、全世界規模で温室効果ガスの削減をしていく必要があるとされた。そして地球の気温上昇を工業化以前から２度未満に押さえるための温暖化対策として、全ての締約国に自分の国の削減目標案を求める「リマ要請」に合意した。この案をもとに、２０２０年代以降の新たな気候変動枠組みの採択も目指しているという。

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