国際連合4
出典: Jinkawiki
国際連合とは
国際連合とは、国際連盟に代わって、1945年10月24日の国際憲章に基づき設立された国際機構である。
国際連合の目的
国連の目的は、戦争の惨禍から将来の世代を救い、基本的人権と正義と国際法の尊重を基礎とする国際平和及び安全を維持することである。
国際連合の仕組み
国連は目的の実現を目指し、総会・安全保障理事会・経済社会理事会・国際司法裁判所・信託統治理事会・事務局の主要機関と、個別分野で活動している専門機関を設置した。総会は毎年9月にはじまり、「世界の議会」の役割を担う。全加盟国の代表で構成されており、投票権は主権平等の原則に従い一国一票である。様々な国際社会の問題について審議し関係国や安全保障理事会への勧告、国連の予算と分担金の承認などを行う。安全保障理事会はアメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシアの5常任理事国と、10カ国の非常任理事国からなり国際平和と安全の維持について主要な責任を負う。事項の決定には9理事国以上の賛成が必要であるが、常任理事国が1カ国でも反対票を投じると、決議は否決される。経済社会理事会は、紛争予防に不可欠と考えられている経済の安定と基本的人権の保障の確立を目的とし、様々な研究機関などと連携して、経済・社会・文化・教育・福祉など広範な問題について研究・報告・勧告し、解決のために国際的な協力を促進している。事務局は、国連を実質的に運営している。事務総長は、事務局の統括だけでなく、国連の代表として紛争解決の仲介などの役割も果たしている。国際司法裁判所は、15人の裁判官からなり、原則として国家間の法的問題を裁判し、国連諸機関の要請があれば勧告的意見をあたえる。
参考文献 高等学校新現代社会・池田幸也、須藤修、立岩真也・清水書院
国際連合その役割と機能 植木安弘 日本評論社
ハンドルネーム kジンカ