外国人労働者10

出典: Jinkawiki

外国人労働者とは…国境を越えて就労する労働者のこと。出稼ぎ労働者や季節移民労働者も含むが、移住先に定住して定住外国人となる場合も多い。

目次

外国人労働者雇用のメリット

・若い労働力の確保…製造業などの人材が不足する業種は、外国人労働者の雇用により、多くの若い労働力を確保できる。 (個人の能力に合わせて給与額を修正しても問題ないが、不当な賃金の値下げは法律で禁止されている) ・異文化との交流 外国人を雇用することで、グローバルな視点でアイデアを取り入れられる。それが企業の活性化につながることも →外国人労働者は、母国での目的、目標などがあり来日している人々ばかりで、モチベーションが高く、やる気のある人材が多いので、企業に活気もでる。

外国人労働者の問題点

・手続きの手間 外国人雇用は、自国の労働者と異なる特別の手続、配慮が必要とされ、外国人労働者を受け入れる社内体制を導入し、整備するまで、時間と手間がかかる。 また雇用手続きに限らず、入国手続きや在留手続きなど多くの手続きが必要となる。 ・文化の違い  まず宗教の違いが挙げられ、そこから文化・習慣の違いに基づく摩擦の発生が考えられる。また、アメリカなどでは仕事の階層が明確であり、最近日本でもアメリカ型の階層を明確にした雇用形態もでてきたが、まだまだ違いは大きい。

日本の外国人労働者対策

日本政府は、外国人労働者政策として、単純労働者排除・不法就労防止・単純労働の部分開放・少数の合法就労受け入れという四つの要素の政策を採用。 2020年の東京オリンピック建設における人員不足解消のため、規則を緩和。また、介護サービスに従事する外国人を増やすために、技能実習制度の拡大が検討されている。

日本における外国人労働者数

厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況によると2014年10月末の外国人労働者数は78.8万人と過去最多を更新し、年々この数字は増加しつつある。しかし、この中には不法就労をしている外国人や不法在留をしている外国人もいる。

専門的・技術的分野…約18万人 身分に基づき在留する者…約37万人 技能実習生等の特定活動…約9.5万人(うち技能実習生約7万人) 資格外活動(留学生のアルバイト等)…約11万人

参考資料: 外国人労働者問題と多文化教育  藤原孝章、高橋健、松尾光雄、阿久沢麻理子、川村千鶴子 著 明石書店   1995年4月30日発行 https://kotobank.jp/word/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85-183796コトバンク http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3820.html社会実情データ図録

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