外国人労働者9

出典: Jinkawiki

外国人労働者とは

日本は高齢化社会であり国立社会保障・人口問題研究所が2006年に発表した将来人口の推計値によるとこれからの各10年間での就業可能な年齢層は2005から2015で9.02%、2015から2025で7.61%、2025から2035で11.33%もの減少が予想されている。この急な人口減少により労働供給の不足が生じる。この対策の一つとして外国人労働者の導入があるといえる。しかしこのことはメリットだけあるのではない。厚生労働省(2002)によると日本が外国人労働者の受け入れに慎重な理由として(1)他の労働者の就業機会を減少させるおそれがあること(2)労働市場の二重構造化を生じさせること(3)雇用管理の改善や労働生産性の取り組みを阻害し、ひいては就業構造の転換などの遅れをもたらすおそれがあること(4)景気変動に伴い、失業問題が発生しやすいこと(5)新たな社会費用の負担を生じさせること(6)送出国や外国人労働者本人にとって影響もきわめて大きいと予想されることなどが述べられている。さらに一番の大きな理由としてこの外国人労働者導入の是非について議論する環境が十分に整っていないことである。これが最大のこの問題に関する課題である。1人1人が知識や関心を持つことが重要である。


参考文献

「日本の外国人労働力 」 中村二郎 2009 日本経済新聞出版社

厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/


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