宇宙開発2
出典: Jinkawiki
日本における宇宙開発の21世紀前半の歴史
2001(平成13)年1月、宇宙科学研究所、中央省庁再編に伴い文部科学省の所管となり同4月、航空宇宙研究所、独立行政法人航空宇宙技術研究所となった。同8月、純国産ロケット、H-IIAロケット試験機1号機打ち上げ成功し、またレーザ測距装置(LRE)分離に成功した。
2002(平成14)年2月、H-IIAロケット試験機2号機で民生部品・コンポーネント実証衛星(MDS-1)「つばさ」および高速再突入実験機(DASH)の打ち上げに成功した。同9月、H-IIAロケット3号機でデータ中継技術衛星(DRTS)「こだま」および次世代型無人宇宙実験システム(USERS)を打ち上げた。同10月、NAL、高速飛行実証実験I(HSFD1)実施し、無人自律機による着陸場の地上設備の検証を行った。同12月、H-IIA-4ロケットで環境観測技術衛星「みどりII(ADEOS-II)」および小型副衛星3機<マイクロラブサット1号機、豪州小型衛星(FedSAT)、鯨生態観測衛星(WEOS)>を打ち上げた。
2003(平成15)年3月、H-IIAロケット5号機で情報収集衛星打ち上げた。同5月、M-Vロケット5号機で工学実験・小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」を打ち上げた。同7月、高速飛行実証実験II(HSFD2)を実施した。遷音速における空力特性推算技術の検証も実施した。10月1日に日本の宇宙3機関(宇宙開発事業団、宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所)が統合し、独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」(JAXA: ジャクサ)を発足させ、世界宇宙飛行士会議を開催した。10月31日に「みどりII」の運用が終了し、同11月、情報収集衛星を搭載したH-IIAロケット6号機の打ち上げに失敗した。同12月、「のぞみ」の火星周回軌道投入を断念した。
2004(平成16)年5月に、小惑星探査機「はやぶさ」の地球スイングバイを実施、同6月、H-IIA6号機事故調査報告書がまとまり、同11月JAXA新理事長に立川敬二が就任される。
2005(平成17)年2月に、運輸多目的衛星新1号(MTSAT-1R)を搭載したH-IIAロケット7号機の打ち上げに成功し、その衛星は「ひまわり6号」と名付けられた。
2007(平成19)年9月14日、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターからH‐Aロケット13号機によって月周回衛星「かぐや(SELENE)」に打ち上げが成功した。
参考文献
JAXA 日本の宇宙開発の歴史 21世紀 (http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/space_projects_21.html)
コトバンク 宇宙開発史 (https://kotobank.jp/word/宇宙開発史%28年表%29-1614606 )
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