宗教13

出典: Jinkawiki

概要


私たちが生きている世の中は時に住みにくいものである。人間は時に楽しみ、時に苦しみに直面しながらも多くの人に囲まれながら生きている。そんな人類はかつてから生きることや死ぬことには何か重要な意味があると考え、その答えを探してきた。このような探求によって生まれたのが宗教である。

宗教の流れ


世界中に存在する宗教は類似のものも合わせると大変な数である。それらは大きく二つの流れに分けることが出来る。 一つは物質的世界を本質的に良いものとして受け入れ、間違いや壊れている部分を正していこうとする流れ。

もう一つは真実は本質的に精神的なものであると考え、生物世界での生と死及び再生の連続から霊魂を解放しようという流れである。

代表的な宗教


世界的に多くの信者を抱え、その規模の大きな宗教は以下のものである。

キリスト教;イエスキリストを開祖とする、経典は聖書。

イスラム教;モハメットを預言者とする、経典はコーラン。

仏教;釈迦を開祖とする、経典はブッダの教え。

ユダヤ教;アブラハムとモーセを開祖とする、経典はユダヤ聖書。

ヒンドゥー教;特定の創始者も教義もない、神の後ろにブラフマンという非人格的最高原理が存在すると考えられている。

宗教における課題


近年の宗教の在り方にはいくつかの課題がある。

一つ目は宗教団体の財産管理についてである。宗教団体の資金は宗教法人法によって保障されている。しかしこれは宗教法人の維持や活動の資金としての利用を目的としたものであり、法人の役員はその管理者に過ぎない。宗教法人の投機的な資産運用がマスコミによって報道されるなどの問題が多くなっていることから、財産の管理及び運用の透明化が求められる。

次に宗教における死生観に関する哲発活動の強化である。近年の高齢化社会においては生きることと死ぬことについての関心が非常に高まっている。そこで誰もが受け入れやすい死生観を分かりやすく説く必要がある。この時の発信者は宗教者であることが強く望まれている。

参考文献


宗教(1998年)マートル・ラングリー 同朋舎

現代社会における宗教法人の役割 (2013年) 新井誠 文化庁

[1]


  人間科学大事典

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  構成