幸福度調査
出典: Jinkawiki
国連児童基金(ユニセフ)のユニセフ・イノチェンティ研究所が経済協力開発機構(OECD)加盟国25カ国を対象に行った15歳の意識調査。この研究では、各国の子どもの福祉を、「物」、「健康と安全(治安)」、「教育」、「友人や家族との関係」、「日常生活上のリスク」、そして「子どもや若者自身の『実感』」の6つの角度から複合的に考察している。6つの側面で高い評価を得ているのが、オランダ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドという北欧の国である。このことは、国民一人当たりのGDPと子どもの福祉には相関関係があるとは限らないことを示している。
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調査国
*(アルファベット順) Australia(オーストラリア) Austria(オーストリア) Belgium(ベルギー) Canada(カナダ) Czech Republic(チェコ) Denmark(デンマーク) Finland(フィンランド) France(フランス) Germany(ドイツ) Greece(ギリシャ) Hungary(ハンガリー) Iceland(アイスランド) Ireland(アイルランド) Italy(イタリア) Japan(日本) Netherlands(オランダ) New Zealand(ニュジーランド) Norway(ノルウェー) Poland(ポーランド) Portugal(ポルトガル) Spain(スペイン) Sweden(スウェーデン) Switzerland(スイス) United Kingdom(イギリス) United States(アメリカ)
調査項目
調査項目は40項目ある。しかし、項目によって調査した対象国の数に差異がある。日本が調査対象国になった項目は20項目のみ。
- 平均収入の5割を下回る家庭に暮らす「貧困児童」の割合
- 教育環境を比較する8項目の内6項目未満の児童の割合
- 家庭に本が10冊未満しかない児童の割合
- 働いていない親と一緒に住んでいる児童の割合
などが調査項目の内容である。
調査結果
1位オランダ。2位スウェーデン。3位デンマーク。4位フィンランド。 最下位はイギリス。次いでアメリカ。 日本は資料不足のため対象外。
オランダが1位の理由
- 個性を尊重する教育や比較的自由なドラック、セックス。
- 家庭では週2回以上親と一緒に夕食を食べる(90%、一位はイタリア94%)、外食はあまりしないことや、子どもの就寝時間が早いことがあげられる。
- 健康面では自転車の利用率が高く肥満児が少ない。
- 学校は4歳になれば入学するようになっている。学区制がないため親が選ぶ。公私立どちらも学費が無料で自由に選択できる。
日本の結果
日本は「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は29.8%で、2位のアイスランド(10.3%)以下、フランス(6.4%)や英国(5.4%)などに比べ飛び抜けて高いという結果が出ている。