後発開発途上国3(LDC)
出典: Jinkawiki
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後発発展途上国 (Least Development Country, LDC)
・国際連合が定めた世界の国の社会的・経済的に開発途上国の中でも特に開発の遅れている国のこと。もともと50ヶ国あったが現在は1ヶ国減っている。
・1974年の国連総会で初めて指定され、配慮を払うことが合意された。国連開発政策委員会が定めた基準に基づいて、国連経済社会理事会の審議を経て国連総会の決議により認定される。
・「失敗した国家」という表現もなされているがすべての人が経済的に絶望的な貧困状態にあるというわけではない。物々交換や自給自足といった市場外での経済行為は経済指標に現れないので、ブータンなど平和な後発開発途上国には、市場にあまり関わることなく、独自の文化を守って平穏な暮らしをしている人々も多くいる。
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LDCの基準
1、1人当たりのGNI(国民総所得)が平均992米ドル以下であること。
2、HAI(Human Assets Index)とよばれるカロリー摂取量、健康に関する指標、識字率の指標が一定値以下であること。
3、EVI(Economic Vulnerability Index)とよばれる経済的脆弱性の指標が一定以下であること。 また、LDCの指定から外れる条件は3つのうち2つを2年連続して上回らなければならない。
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問題点
・LDCの大きな問題が飢餓である。厳しい気候、耕作に不適な土地では農業が十分にできず、食料を輸入するための財力もないので生活に必要な養分を自給できない状態である。