愛国心
出典: Jinkawiki
定義
愛国心(パトリオティズム、英: patriotism)は人が自分の帰属する親密な共同体,地域,社会に対して抱く愛着や忠誠の意識と行動。祖国愛とも呼ばれる。 愛国心が向かう対象は、国によって総称されることが多いが、地域の小集団から民族集団が住む国全体までの広がりがある。この対象が何であれ,それはつねにそこに生活する人々、土地、生活様式を含む生活世界の全体である。また愛国心の現れ方は、なつかしさ、親近感、郷愁のような淡い感情から、対象との強い一体感あるいは熱狂的な献身にいたるまで幅がある。政治的反省を経ない素朴な帰属感としての愛国心は,しばしば排外主義的国家主義に統合されやすい。 このような思想心情を他人に比べ強く持つとされる、或いはそのように自負する人達を愛国者と称する。対義語は「売国」。
日本人の愛国心意識
世論調査やアンケートにより、現在の日本人はあまり愛国心がないと言われている。
そんな中で、「日の丸・君が代」についての日本の動向は、日本人の愛国心意識の低下を防ぐためであるといわれている。
1958年 学習指導要領において、「日の丸・君が代」という条項が初めて規定された。当初は「望ましい」という表現に、学校現場において、「国旗の掲揚」や「国歌の斉唱」に対する指導は今日ほど強いものではなかった。 1977 年 学習指導要領の改訂により、「君が代」を国歌と改めらたことを契機として、この指導は強化された。 1985年8月28日 文部省が各都道府県・各指定都市教育委員会教育長に対する「公立小・中・高等学校における特別活動の実施状況に関する調査について」と題する通知を発し、「入学式及び卒業式において、国旗の掲揚や国歌の斉唱」の徹底が図られることになった。 1989年 学習指導要領の「日の丸・君が代」条項が、「指導するものとする」という表現に改訂されたことにより、全国各地の入学式、卒業式などの学校行事における国旗の掲揚・国歌の斉唱の実施率が高まることになった。
参考
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
世界大百科事典 第2版
中国と日本における愛国心教育の比較研究 莫 宇緋 http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10129/1842/1/mte_435_maku.pdf