方言5
出典: Jinkawiki
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方言とは
主に同一の言語が分岐的に発達し、地域ごとに様々な言語体系に分かれたときの、体系全体のことである。
また、「言語」とはっきり区別した「方言」は、同じ言語であるほかの方言と対立し、その地域の人々が、 標準語(共通語)に対して日常用いてる言語体系であるといえる。前提として、標準語(または共通語)が存在している必要がある。
日本には勿論、海外においても方言は存在する。
注:「ギャル語」や「若者言葉」などを特殊な方言として扱う場合もある。
日本における方言の衰退
世界では約2500の言語・方言が消滅の危機にあり、日本では8つの言語・方言が対象となっている。
下記の通りである。
- アイヌ語 [極めて深刻]
- 八重山語 [重大な危機]
- 与那国語 ↓
- 八丈語 [危険]
- 奄美語 ↓
- 国頭語 ↓
- 沖縄語 ↓
- 宮古語 ↓
方言の衰退の理由としては、
インターネットやメディアの発達、日本では方言を話せる人口の高齢化や、
都市部の人口過密により、限界集落が 増えたりすることによるその地域の方言の消失などが考えられる。
アイヌ語の問題
ここでは先ほどの項目で紹介した言語の1つ、「アイヌ語」について触れていく。
アイヌ語は、特定の文字で表記する方法が決まっていない言語である。
その成り立ちは未だにはっきりしていない。 アイヌ民族というのは、北海道の先住民族であり、アイヌ語はその間で使われていた。「シシャモ」や「トナカイ」など、標準語として使われている言葉もある。
なぜアイヌ語が衰退しているのか
明治時代以降、日本語による教育などにより、アイヌ民族の【同化政策】が推し進められたことにより、だんだん使われなくなってしまい、衰退してしまった。また、子供の将来を考えた親などによって、アイヌ語よりも日本語を身につけようとしたための影響もあるではないかとの見解もある。
現在では、「アイヌ文化振興法」などにより人種差別を徹底的に排除し、アイヌの人々の人権を擁護している。また、その文化も尊重されており、「アイヌ語」も 護るべき言語として扱われている。
同化政策余談
同化政策によって日本語を使わされたのはアイヌの人々だけではなく、1910年の韓国併合の際にも推し進められた。韓国語での教育を禁止されたり、日本人らしい名前に 改名させられたりした。韓国人は愛国心を刺激され激怒し、大規模な独立運動を引き起こす事態となった。第二次世界大戦で日本が敗戦する1945年まで続いた。
参考文献
・消滅の危機にある言語・方言 https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kikigengo/index.html
・方言https://kotobank.jp/word/方言-131906
・アイヌ政策推進局アイヌ政策課http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/new_ainugo.htm
HN:甘栗U好き