根津神社

出典: Jinkawiki

東京都文京区根津に位置する神社。1900年近く前にヤマトタケルにより千駄木に創祀されたといわれる東京十社のひとつで、権現作りの社殿は国のの重要文化財に指定されている。御祭神は須佐之男命、大山咋命、誉田別命、相殿は大国主命、菅原道真公である。文明年間には太田道灌が社殿を封建、また、1705年に徳川五代将軍・徳川綱吉の命で創建、よく1706年に完成した社殿が現在のものとなっている。境内には多くのつつじが育てられており、毎年ゴールデンウィークの時期にはつつじ祭り開かれている。近隣には東京大学や日本医科大学付属病院が位置しており、また夏目漱石や森鴎外など、明治期の文豪が住んでいたこともあり、今でも旧居などが残されている。またこのことに関連し、多くの文学作品の中で根津神社が登場している。森鴎外「青年」「細木香似」、夏目漱石「道草」など。筆者が実際に訪れたときの感想としては入り口からつつじ園へと続くいくつもの朱色の鳥居が印象的で、近隣の湯島天神や神田明神と比べるとこじんまりとしている印象を受けた。

参考資料「東京再発見」伸光社　野尻泰彦　著　　　　根津神社ＨＰ　ＵＲＬ　http://www.nedujinja.or.jp/index.html