死者の書
出典: Jinkawiki
目次 |
[編集]
死者の書とは
エジプト人が来世にいった死者の幸福を祈ってミイラとともに埋葬した絵文書。 冥界の王オシリスの前で死者が最後の審判を受け、生前の行為の弁明をする様子などが描かれている。
[編集]
死者の書のあらすじ
死を迎える。
死者の肉はミイラにされ、墓の前で「口開けの儀式」を受け、埋葬される。
死者のバーは西方にあるオシリス神の館をめざす旅へ。
死者のカーは、墓の供え物を受け取れるようになる。
旅の邪魔をするヘビやワニを呪文で撃退しながら、西方へ進む。
オシリス神の館にたどり着くと、審判の間に入る。そこで、生きていたこ頃の正しい行いを告白。
告白が嘘か本当か、死者の心臓とマアト女神(の羽根)を天秤にかけ、審判が行われる。
天秤がつりあい、オシリス神によって「声正しき者」と認められれば、死者は復活をはたし、「イアルの野」へ。
天秤がつりあわなければ、心臓は怪物アメミトに食べられ、死者は「第2の死」を迎える。
[編集]
死者の書に使われている文字
ヒエログリフ
ヒエログリフ(神聖文字)は、古代エジプトで神がみへの祈りを表すために作られ、用いられた文字である。
ヒエラティック
ヒエラティック(神官書体)はヒエログリフをより簡単にした文字である。
[編集]
参考文献
大英博物館 古代エジプト展ジュニアガイド「『死者の書』のひみつ」
詳説世界史B 山川出版
ハンドル名 ソラ