水俣病
出典: Jinkawiki
有機水銀の一つメチル水銀により中枢神経を中心とする神経系が障害される中毒性疾患である。一度壊れた脳細胞を元に戻すことは困難で、一時的に症状をやわらげる治療がされている。
昭和31年(1956年)に熊本県水俣市で最初に確認された。工場排水に含まれていたメチル水銀が食物連鎖により魚介類の体内に蓄積され、それを食べた人間が発病した。水俣湾の海底には大量のヘドロが溜まり、環境が汚染された。
後の昭和40年(1965年)には、新潟県の阿賀野川流域でも確認された。これは新潟水俣病もしくは、第二水俣病と呼ばれている。