液状化現象
出典: Jinkawiki
目次 |
液状化現象
家が立つほどしっかりとした地盤が、大地震によって突然泥水に変わること。 地震の際に地下水位の高い砂地盤が、振動により液体状になる現象。これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の軽い構造物(下水管等)が浮き上がったりする。
概要
駅所かが起こると、あちこちで地盤が沈み、斜面では地盤が低いほうに流れることもある。
その影響で、建物が傾いたり、地中のガス管や水道管が寸断することもある。
実際は、地表付近の含水状態の砂質土が、地震の震動により固体から液体の性質を示すことにより、上部の舗装や構造物などが揚圧力を受け破壊、沈み込みを起こすものである。「流砂」とも呼ばれていた。
発生例
東日本大震災では、東京湾岸や千葉県、埼玉県、茨城県の埋め立て地などで過去最大級の液状化が起こった。
日本国内
東北地方太平洋沖地震における液状化現象(東京都新木場) 1964年6月16日 新潟地震 信濃川河畔や新潟空港などで発生した。
1995年1月17日 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) 神戸市のポートアイランド・六甲アイランドで大規模な液状化現象の発生が確認されている。
2004年10月23日 新潟県中越地震 小千谷市や長岡市、与板町、柏崎市など、水田や湖沼を埋め立てた箇所等で液状化の発生が見られた。
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) 千葉県浦安市、千葉市美浜区、東京・お台場などの東京湾埋立地の一部、茨城県潮来市の日の出地区などで液状化が発生した。被害規模は2011年現在、世界最大となっている。
日本国外
1964年 アラスカ地震
1985年 メキシコ地震 メキシコシティで発生。
2011年 カンタベリー地震 クライストチャーチ市で発生。
参考文献
液状化現象 wikipedia
月刊ジュニアエラ 1月号 朝日新聞出版
lostman