理学療法士
出典: Jinkawiki
理学療法士の定義
理学療法士(Physical Therapist PT)は、「理学療法士及び作業療法士法」という法令で定められた国家資格の名称のことをいう。この法律では、理学療法士を次のように定義している。
第2条 この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。
第2条 3 この法律で「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者をいう。
理学療法士は、厚生大臣の認可を受けて、主に病院やリハビリテーション施設、介護保健施設、介護老人福祉施設などにおいて、病気や事故などで障害などをもった方に対して、基本的な動作能力を最大限に回復するように、また、それを発揮できるようにするためになどの、医学的リハビリテーションを行う専門職のことをいう。
理学療法士の資格
理学療法士の資格を得るには、国家試験に合格しなければいけない。理学療法士の資格試験を受けるには、養成校を卒業する必要ある。養成校は現在、大学・短大・専門学校など150校以上存在している。理学療法士などの医療技術者の養成は、修業年数が3年以上というように「理学療法士及び作業療法士法」で決められているため、大学は4年制、専門学校や短大でも2年ではなく3年制になっているのである。養成校のなかには働きながら卒業できるように夜間部を設けている学校もある。
理学療法士になるための国家試験は、例年では、年1回、3月上旬に筆記試験を実施する。3月中旬に口述及び実技試験を実施している。試験の申込み期間は1月中の2週間程度になっている。近年では試験の日程を、一般問題及び実地問題に区分して行われる「筆記試験」と「口述試験及び実技試験」に分けてで行われている。その国家試験に合格すると、厚生労働省の理学療法士名簿に登録されることになり、理学療法士免許うぃ持つことが出来る。例年の国家試験の合格率は大体90%と受験資格を持っていなくては受験できないが、高い合格率である。
参考文献:社団法人日本理学療法士協会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpta/
『理学療法士まるごとガイド[改訂版]』日本理学療法士協会編 ミネルヴァ書房 2004
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