省エネ法

出典: Jinkawiki

省エネ法とは

省エネルギー法とは、正式には「エネルギーに使用の合理化に関する法律」という。第二次石油ショックを契機に日本のエネルギーセキュリティーを高めるために、19799年に制定されました。つまり、省エネ法は温暖化対策ではなく、資源に乏しい日本が持続的に発展していくために必要な技術を身に着けることが制度趣旨である。省エネ法では、工場、建物、機械電気製品のエネルギー効率を改善していくことを企業に義務づけている。省エネ法は、各々の機器においてエネルギー消費効率が現在商品化されている製品のうち最も優れている製品の性能以上にする、トップランナー方式をとっており、省エネ基準を策定する際に、現在商品化されているもっとも性能脳の良い製品のもとづき目標値を設定する。また、省エネ法は京都議定書の発効を受けて、地球温暖化問題解決のために省エネを行う目的も制定した。その結果、平成17年度改正省エネ法、平成20年度改正省エネ法が制定されている。

改正省エネ法

対象となるのは、改正法により、「使用エネルギー量が原油換算して1500kl/年」以上の事業者となった。改正省エネ法の最大の狙いは、全温室効果ガス排出量の30%を占めco2削減効果の排出量が増えている民生部門における住宅や建築物に関する省エネ対策を強化することにある。20年度の改正が行われ、流通産業や外食産業も省エネ法の規制対象になった。これにより、チェーン展開する店舗など、店舗ごとのエネルギー消費量は多くなくても企業全体での数値で規制が行われるようになった。また、住宅などの販売、賃貸業を行う事業者に対しても、顧客に対して住宅の省エネ性能の情報を提供するよう、義務付けられている。

参考文献:排出権取引の基本と仕組みがわかる本(スマートエナジー、秀和システム)

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