紛争ダイヤモンド

出典: Jinkawiki

概要

アフリカ諸国をはじめとするダイヤモンド産出国での「ダイヤモンド」の生活上での重要性はあまり知られていない。 アフリカでは多くの紛争や内戦が多発している。その戦闘で使われる武器（主に反政府勢力の武器）の購入資金を支えているのが「ダイヤモンド」である。 アフリカでは、ダイヤモンド鉱床が川底にある場合が多く、その鉱床のある地域や鉱山を反政府勢力が占拠し、違法にダイヤモンドを入手し、密輸なのど違法取引に利用していた。 紛争中の違法取引により生じた数十億ドルに上る利益は、軍指導者や武装勢力が武器を購入する費用として使われた。これは内戦が長期化する原因でもあった。 内戦の早期終結を実現するためには、内戦当事国の外貨獲得手段を奪うのが有力な手段であり、国際社会はそれに取り組むべきとされる。内戦当事国に外貨が流れ込まないようにするために内戦国から産出するダイヤモンドなどを、「紛争ダイヤモンド」と定義し、関係業界はそれらを取引の対象外にすることが求められている。

ダイヤモンド採掘に駆り出されていたのは、反政府勢力などに拉致されたアフリカの男性であった。大人から子供まで奴隷にされていた。子供は採掘だけでなく、少年兵として洗脳され、紛争にも深く関わっていた。紛争行為や虐殺行為なのにより体だけだけでなく、心にも傷を負った少年兵も多く、今もその克服に悩んでいる者もいる。

石油や石炭と違い、ダイヤモンドは嗜好品。極端に言えば、我々が「いらない」と言えば解決できる問題でもある。つまり、この問題は国と国との政府だけで解決する問題ではなく、一般の人達（消費者）も真剣に考え解決していかなければならない問題なのである。

参考

婚約指輪と結婚指輪の専門サイト Four-Cs（フォーシーズ）[1] アムネスティ・インターナショナル日本（紛争ダイヤモンド アクション）[2] Wikipedia（紛争ダイヤモンド）[3] シエラレオネ～忘れられた内戦～ [4]

投稿者「リロード」