肝試し

出典: Jinkawiki

概要

肝試しとは人間が潜在的に恐怖心を抱くような場所に行き、その人の恐怖に耐える力や持てる勇気のほうをを確かめる日本の伝統的なゲームの1つである。簡潔に説明すると『肝の強さを見せつける』ゲームだともいえる。現代でも恐怖心を感じないように見える人は『肝っ玉が強い、肝が据わってる』といわれている。日本文化では心霊現象が夏の風物詩であるという風潮があり、霊的なものと関連付けられて夏に行われることが多い。現代では臨海学校や林間学校、学校のクラブやサークルの合宿などのレクリエーション活動の定番として位置づけられている。肝試しを始める前には、肝試しを行う場所にちなんだ怪談話をするなどして恐怖心を煽るような演出も施される。


起源

平安時代末期に書かれたという『大鏡』には花山天皇が夏の午前3時に、藤原兼家の3人息子の藤原道隆、藤原道兼、藤原道長にそれぞれ指定した屋敷に行かせた。これをただ1人やり遂げたのは藤原道長で、証拠として刀で柱を削いで持って帰ったという記述がある。この当時から、肝試しの発想はあったのだと伺える。

参考文献

肝試し https://ja.m.wikipedia.org/wiki/肝試し

肝試し ニコニコ大百科 http://dic.nicovideo.jp/t/a/肝試し 教育出版 『新版 古典』若き日の道長 -世継の語り P126〜129

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