自衛隊3

出典: Jinkawiki

自衛隊の概要

防衛省に属し、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つことを主な任務とする防衛組織。陸上・海上・航空の三自衛隊からなり、内閣総理大臣の統率のもとに防衛大臣が隊務を統括する。昭和29年(1954)防衛庁設置法(現、防衛省設置法)に基づき、保安隊(警察予備隊の後身)・警備隊(海上警備隊の後身)を改組・改称し、新たに航空自衛隊を創設して発足した。


自衛隊の役割

自衛隊は、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つため、侵略に対して国を防衛することを主な任務としています。しかしそれだけではなく、治安維持や海上における警備行動、災害派遣、国際平和協力なども行っており、また、運動競技会の協力や体験入隊の実施といった国民と関わる取り組みもしています。具体的にいうと、例えば海上自衛隊は海上からの侵略に対する国土の防衛と日本の周辺海域における海上交通の安全確保のほかに、機雷の除去や、日本海オイル流出事故の際のオイル除去もし、海に墜落した飛行機の残骸や遺体の収容も行っています。阪神大震災の時には、航空偵察、行方不明者の捜索や救助、遺体の収容、患者輸送、救援物資輸送、医療支援、給水・給食支援、入浴支援などの活動を行いました。その他の主な災害派遣としては、雲仙普賢岳噴火時の派遣があります。カンボジアで橋をかけたり道を直したりする国連平和維持活動への参加、また、今年1月にインド西部で起きた地震に際しての救援物資の輸送やテント設営の技術指導や、現在のゴラン高原における国連兵力引き離し監視隊への参加などが国際平和協力業務にあたります。国民の自衛隊への理解と関心を深めようとする活動もいろいろしています。例えば自衛隊の現状を紹介するための護衛艦による体験航海や基地航空祭での航空機の展示飛行、音楽隊によるコンサート、地域社会との交流を深めるための駐屯地・基地内の体育館・プールなどの施設開放、地方公共団体などが主催する行事への参加、また、民間企業の新入社員などの体験入隊なども行っています。


自衛隊と憲法第9条

憲法第9条には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と記してあり、ここで、自衛隊はこの憲法に違反しているのではないかという問題がでてきた。この問題に関しては何度か裁判でも争われたが未だにはっきりとした判断はでていないままである。自衛隊の立場を明確にするために、この憲法を改正しようという動きもおこっている。

参考文献[1] P・N DAI


  人間科学大事典

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