補助犬

出典: Jinkawiki

補助犬(アシスタントドッグ)とは、人を助ける犬のことをいう。もともとは盲導犬のことを指していたが、身体障害者補助犬法により、盲導犬だけでなく介助犬、聴導犬も社会に認知されることとなった。また、補助犬は身体障害者の方の生活をサポートするだけでなく、人と人を結ぶ存在でもある。

盲導犬

盲導犬は、目の不自由な人が、安全に歩くためのパートナーとなり、快適に歩くお手伝いをする補助犬である。盲導犬の仕事の基本は、道路の端に沿って一定の速度でまっすぐ歩くということ・交差点や段差で止まる・障害物をよけて歩くなどが挙げられる。目の不自由な人は、目的地までの道順を頭に描きながら、ハーネスから伝わってくる盲導犬の動きや周りの音や足元の変化などを基に周囲の状況を判断している。そしてその判断したことを、盲導犬に指示を出して歩くのである。信号の判断も、車や人の流れを基に目の不自由な人が行っている。このように目の不自由な人と盲導犬の歩行は、人と犬との共同作業である。


聴導犬

聴導犬は、耳の不自由な人に音を運んでくれるパートナーとなり、タッチをするなど色々な動作を使って耳の不自由な方に音を知らせて生活をサポートしてくれる補助犬である。赤ちゃんの泣き声、FAXの呼出音、ドアのチャイム、目覚まし時計の音等々、生活をしていく上で必要な様々な音を覚え、離れた所で音がした場合でもユーザーの所まで行ってそれを教え、音源まで誘導してくれるのである。 又、警報機の音を知らせるなどユーザーの安全を守る仕事もする。家の外では、窓口での順番待ちの時に鈴を鳴らしてもらい名前が呼ばれた事を知らせる仕事などがある。 音が聞こえない事からくる不安を軽減し、耳の不自由な人の快適で安全な生活を支えるのが聴導犬の役目ですが日本で実働しているのは、現在わずか19頭しかいない。


介助犬

介助犬は、手足の障害を補う、日常生活の頼れるパートナーとなり、体の不自由な人のために、落とした物を拾ったりドアの開閉をするなど、日常生活をサポートしてくれる補助犬である。例えば外出先で財布や携帯電話などの貴重品を落としてしまったとき、自分では拾えませんし、落とした貴重品をそのままにしてその場を離れ、人を呼びに行くことも考えてしまうと思う。そんなとき、介助犬がいれば、すぐ拾うことができ、介助犬の存在そのものが、どんなときでも対処できるという大きな安心感となるのである。

参考資料:http://hojyoken.com/main/?page_id=78

http://www.pref.kagawa.jp/shogaihukushi/b-free/hojyoken/ho5/ho5.html

参考文献:新編 新しい社会 公民 東京書籍


  人間科学大事典

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