貧困6
出典: Jinkawiki
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貧困とその現状
絶対的貧困は人間としての最低限度の生活・生存を維持するのが困難なほどの貧困状態を指す。対して相対的貧困は国の生活水準や文化水準と比較して困窮だと判断された状態を指す。日本では、国が定める適正な水準での生活を営むことが困難であり、子どもの場合は進学や就学を諦めなければならない状態が出ている。先進国と言われる日本では、このように貧困層が存在するが、経済的に豊かな家庭との格差は大きくなっている。貧困は日本だけでなく、世界中で大きな社会問題として取り上げられている。
貧困の国際的な課題と取り組み
2015年9月の国連総会にて、2030年までの新たな国際開発目標となる「持続可能な開発目標:SDGs(Sustainable Development Goals)」が採択された。正式名称は、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030年アジェンダ」。2015年を達成期限としていた「ミレニアム開発目標(MDGs)」を引き継ぐ国際社会の新たな目標として、2030年までに世界の貧困を終わらせ、持続可能な世界を実現することを目指している。SDGsの特徴のひとつは、発展途上国だけでなく先進国も対象となっていることである。世界中の国々が自国や世界の問題に取り組むことで、貧困を終わらせ、社会的・経済的状況にかかわらず全ての人が尊厳を持って生きることができる、「誰一人取り残さない」世界を実現することが掲げられている。「誰一人取り残さない」世界を目指すため、新たに採択されたSDGsは、貧困削減などに関わる開発分野の目標と、持続可能な世界を目指す環境・社会分野の目標を統合した、包括的な内容となっており、合計17の目標と、169のターゲット(具体策)が定められている。
私たちにできること
貧困、紛争、災害など、世界の問題が複雑に絡み合って、子どもたちの健やかな成長を妨げている。このような世界の子どもたちを取り巻く国際問題を改善するために誰でもすぐにできることとして、募金をすることなどが挙げられる。
参考文献
https://gooddo.jp/magazine/poverty/asia_poverty/japan_poverty/4455/