道家
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道家
老子を祖とし、荘子らが継承、発展させた学派。宇宙原理としての自然の“道”を求め、儒家や墨家の説を人為的な虚礼を説くものとして否定し、無為自然を説いた。後代には民間信仰と結合して道教の源流の1つとなった。
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老子
孔子と同時代の道家の祖。楚の人。前漢の司馬遷が著した「史記」に出てくる人物だが、実在を疑う説もある。
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無為自然
老子の主張で、道家の根本思想。一切の人為を廃して、自然の原理にしたがって生きることを追求する考え。
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荘子
紀元前4C頃の戦国時代の道家。孟子とほぼ同世代の宋の蒙(もう)(河南省)の人と伝えられている。労使の思想を継承して、欲望を捨て無為自然の立場で、自然の変化にしたがって自由に生きる(遊(ゆう)という)ことを説き、個別的解脱を目指した。
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参考文献
中国古代思想窮見(2008) 舘野正美 汲古書院
中国歴史文化事典(1998) 孟 慶遠 新潮社
諸子百家-世界古典文学集-(1982) 貝塚茂樹 筑摩書房