関所
出典: Jinkawiki
最初、関所は西暦646年の「大化改新の詔」に「鈴鹿(伊勢)・不破(美濃)・愛発(越前)」に「関塞」を置くことに始まったといいます。ここでいう「関」、「塞」は共に閉ざすや防ぐという意味を持ち、関所とは防御の拠点ということになります。
しかし、鎌倉時代以降の関所は「関銭」というお金を払わなければ通ることができない所となり、集めたお金でお寺や神社を建設するといった、いわば経済的な施設となりました。江戸時代に入ると、幕府は江戸を守るため全国に関所を設置した。江戸時代初期には豊臣方の残党などの脅威があり関所は軍事的な拠点として機能していたが、やがて平和な時代となるにつれ、関所の役割も治安維持のための警察的機能へと移り変わっていった。江戸時代260年間にわたって機能してきた関所も幕府が倒れた後、明治2年にその役目を終えて廃止された。
参考URL
・http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%96%A2%E6%89%80/
・http://www.hakonesekisyo.jp/db/data_inc/inc_frame/fr_data_01.html
参考文献
・日本史B用語集 山川出版集