防衛大学
出典: Jinkawiki
防衛大学校(ぼうえいだいがっこう、英語:National Defense Academy of Japan)は、神奈川県横須賀市に本部を置く日本の省庁大学校。1954年に設置された。大学校の略称は防大、防衛大。 学生は、幹部自衛官となるべき者の教育を前提にしており、卒業後は直ちに陸・海・空自衛官に任官し、幹部候補生学校へ入校する。 防衛大学は「大学の学部に相当する教育課程」として認定されており、卒業に際してはそれぞれの専攻に応じて、「学士」の学位が独立行政法人大学評価・学位授与機構から文部科学省所管の大学と同様に授与される。実践的な面での能力を身に付けるため、大学相当のカリキュラムに加え各種訓練も行われる。授与される学位は学士(人文科学)学士(社会科学)学士(理学)学士(工学)。
学位授与機構の定める単位を4年間で確保するために、課業終了後においても「自習」が義務付けられている時間がある。一般の大学と同じように、入校に際し試験に合格する必要がある。一般の大学入試とは異なり、入校すると防衛省職員として勉学が「課業」となるため、いわゆる入学試験ではなく「採用試験」が正式な呼称である。 平成23年度入校一般採用試験の募集人員は人文・社会科学専攻が約65名(うち女子約5名)、理工学専攻が約285名(うち女子約25名)である。
応募条件には年齢のほか、日本国籍の有無や自衛隊員となる条件を満たしていることが必要であり、一般的な大学の出願条件とは異なる。なお、平成3年度入校者までは、応募条件に男子であることが求められており、男子校であったが、平成4年度入校の第40期から女子も応募が可能となり、この時点で共学化された。防衛医科大学校では、昭和60年入校の第12期から共学化されている。
参考文献 「防衛大学の真実 -矛盾と葛藤の五十年史-」 中森鎮雄 経済界
「軍事学入門」 防衛大学校防衛研究会 かや書房
投稿者 HLV