青年海外協力隊

出典: Jinkawiki

目次

背年海外協力隊とは

「自分の知識や技術を活かし、開発途上国とその人々のために貢献したい」 「アジア・アフリカなどの発展途上国の国づくりに、自分の技術を役立てることができないだろうか」 ---こうした情熱あふれる意欲と勇気を持っている日本人の若者たち(20~39歳)を公募し、2年間のボランティアとして開発途上国へ派遣する制度である。

青年海外協力隊事業は「開発途上地域の住民と一体となって当該地域の経済及び社会の発展のために協力する海外での青年の活動を促進し、助長する」(独立行政法人国際協力機構法第13条第1項第3号)というものである。

青年海外協力隊事業に参加する青年は、隊員として現地の人々と生活を共にし、それぞれの技術や知識を活かして、発展途上国の国づくり、人づくりに貢献します。隊員は、現地生活費その他の経費について国の支援は受けますが、報酬は受けず、ボランティアとして活動し、日常生活を周りの人たちに近づけ、同じものを食べ同じ言葉で語り、その土地の文化・風習を尊重しながら、国づくりに貢献するものである。

隊員は、発展途上国政府から日本政府への隊員派遣要請に基づき日本国政府の定める協力隊事業を実施するために派遣されます。このため、隊員の業務は国の用務とされ、公用旅券(オフィシャル・パスポート)が発給される。


 協力隊員になるためには

満20~39歳までの健康で日本国籍を持つ方。 協力隊員は途上国の厳しい環境の中で自発的に活動を進めなければならない。困難に直面しても自らの責任で克服していけるだけの責任感、積極感、忍耐力、そして途上国の人々を尊重しながら協力活動を行う謙虚さが資質として求められる。なお、派遣時は単身赴任となる。


派遣期間

派遣期間は原則2年間、ただし隊員、派遣先の要請よっては1年間の延長ができる。


派遣国

アジア・アフリカ・中南米・大洋州・中近東・東欧の約70カ国。

分野

協力分野は、農林水産、加工、保守操作、土木建築、保健衛生、教育文化、スポーツの7分野、約140職種と多岐。

募集時期

募集は年2回、春(4~5月)と秋(10~11月)です。 一次選考は、筆記試験(技術・語学・協力隊員適性テスト)と健康診断(書類審査)、二次選考は、面接試験(個人面接・技術面接)と健康診断を経て、合格者が選出される。

待遇

青年海外協力隊はボランティア活動なので、「給料」は支給されないが、「現地生活費」として派遣国の物価に応じた必要最低限の生活費が支給される。また、往復渡航費はJICAが負担し、帰国後の進路決定などの経費としての国内積立金が帰国時に支給される。

[1] HN:tyy


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