音楽2
出典: Jinkawiki
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音楽の起源
音楽の起源について様々な仮説がある。どれも決定的でないが以下の仮説があげられる。その中でも語源起動説と感情起動説が有力であるとされている。
労働起動説
労働などの共同作業の中において掛け声をかけリズムを作り集団の一体化を生んだことが音楽の起源とされる説。
語源起動説
言葉のイントネーションやアクセントが感情と共に抑揚され歌が生まれたとする説。
進化論的起源説
人間は動物と同じように性的興奮を高め異性にアピールするためのリズム・踊り・歌が存在した。直接的求愛行動のみを目的とするものは、下等かつ原始的であるとされ民族音楽や民謡となった説。
信号起源説
合図などの信号に声や楽器を使ったとされる説。
魔術起源説
魔術や宗教的儀式のために生まれたとする説
リズム起動説
踊りを踊る際に伴奏として音楽が生まれたとする説
感情起動説
人間の感情が高まった際にでた声が起源とする説
西洋音楽史
音楽においての歴史を音楽史という。音階の基礎となったのは紀元前にピタゴラスが考案したピタゴラス音階である。
古代音楽音
6世紀以前の音楽。西洋では単旋律聖歌が歌われていた。ヨーロッパ各地の聖歌としてフランスのガリア聖歌、スペインのモサラベ聖歌、イタリアのアンプロジオ聖歌が挙げれる。
中世音楽
6世紀から15世紀にかけての音楽。1200年前後にノートルダム学派によるモードリズム(6種類のリズムパターン)の使用や3〜4声のオルガヌムを開拓された。また、自由なリズムと豊かな響きが特徴のアルスノヴァやイタリアの14世紀の音楽としてトレチェントが生まれた。
ルネサンス音楽
15世から16世紀にかけての音楽。中世後期で生まれたアルスノヴァやトレチェントが総合され始まった。ブルゴーニュ公園の宮廷で活躍したブルゴーニュ楽派と4声部の均整の取られた模擬ポリフォニーが特徴のフランドル楽派が開拓された。また、3声のシャンソンと黒符定量記譜法に代わり白符定量記譜法が用いられるようになった。
バロック音楽
17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽である。この時代の西洋ではコレッリやヴィヴァルディなどの器楽曲が生まれた。また、オペラの誕生日や長調と短調が確立した。1700年頃にフォルテピアノが開発された。
古典派音楽
バロック音楽後期より前古典派としてベルリン楽器やギャラント様式、マンハイム学派による交響曲が発達し、古典派音楽が取って代わられた。この時代は古典派の中でもウィーン古典派となり交響曲の父として知られるハイドン、“フィガロの結婚”などを作曲したモーツァルト、“運命”や“第九”などを作曲したベートーヴェンなどがいたため交響曲が発達した。また、1700年頃に開発されたフォルテピアノのためのソナタが発達した。
ロマン派音楽
19世紀のヨーロッパを中心とする音楽。ロマン派オペラとしてイタリアではヴィルディ、プッチーニ。フランスではグノーとビゼーが活躍した。またロマン派のバレエ音楽としてチャイコフスキーの“白鳥の湖”や“眠りの森の美女”などが有名である。また、印象主義の音楽としてドビュッシーや、ラブェルが活躍した。オーケストラの編成と規模の拡大もあった。
近代音楽・現代音楽
20世紀以降の音楽のうち、西洋クラシック音楽のことを指す。近代音楽の開始を第一次世界大戦の初めとする例も多い。また“近代音楽”と“現代音楽”の境界に関して、第二次世界大戦、1950年、境界なしなど様々な考え方がある。どの考え方に従っても二度の大戦を基準に分けて考える場合が多い。
参考文献
広瀬大介「楽譜でわかるクラシック音楽の歴史」音楽之友社 2014 教育芸術社 https://www.kyogei.co.jp/Portals/0/images/textbook/hs/koukou1-h29/h29koukou1fulldoc.pdf 西洋音楽史年表 http://www7b.biglobe.ne.jp/~ongakukokuban/99_blank001.html
ハンドルネーム:たけ