ASEAN2

出典: Jinkawiki

目次

ASEAN

概要

ASEANとはAssociation of South East Asian Nationの略で東南アジアの国々が政治・経済・社会・文化などの様々な面で協力関係を築くために作られた組織であり、1967年に設立された。本部はインドネシアのジャカルタにあり、現在では10の国々が加盟している。

成り立ちと目的

1967年8月、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの東南アジアにある5カ国の外務大臣がタイのバンコクに集まり、会議を開き東南アジア諸国連合の設立が決定(バンコク宣言)。背景には当時、同じ東南アジアのベトナムが戦争で激しい戦争が続いていた事がある。1971年11月にはASEANの特別外相会議が開かれ、東南アジア平和・自由・中立地帯構想が宣言された。  そして1984年ブルネイ、1995年にベトナム、1997年ラオスとミャンマー、1999年カンボジアと順調に加盟国を増やしていった。2015年に共同体となったASEANは,過去10年間に高い経済成長を見せ,世界各国から注目されている。  

主な活動

現在の加盟国とのあいだで政治、経済、文化等幅広い分野で協力を進め、日本をはじめとする地域外の国との関係を強化することを主な活動とし、他にもテロ対策(平成15年に第1回ASEMテロ対策会議が北京で開催、以後毎年1回会議が開かれている)、移民管理(平成14年に開催された“局長級会合”以降原則的に毎年開催されている)、信仰間の対話(平成17年ASEM第1回“異なる信仰間の対話”が開催され、以降不定期に開催)、市民社会間における協力(平成9年、ASEM創設を機にアジアと欧州のNGOによる国際会議の開催以降、2年に1度アジア欧州市民フォーラム(AEPF)が開催されている)等様々な活動をしている。

ASEAN+3

1997年12月にマレーシアのクアラルンプールで開催されたASEAN30周年記念の首脳会議に、日本、韓国、の首脳が招待されたことがきっかけで「ASEAN+3」とよばれる会議が開かれるようになった。主な会議は、1997年以降毎年1回の首脳会議と、2000年以降毎年1回開催の外相会議があり、他にも財務相会議、経済相会議等、閣僚クラスの会議が開かれ金融、食糧安全保障等、様々な分野で実務協力が進展してきた。

参考文献 (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E9%80%A3%E5%90%88#2017年)http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/) 株式会社ポプラ社 国際組織 2009年(第3刷) 145頁

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  構成