DVD
出典: Jinkawiki
DVDとは
コンピュータをはじめとする情報機器でデータ記録メディアとして利用される光学ディスクの一種。CDなどと同じ細かい溝の彫られた樹脂製の円盤で、ドライブ装置内で高速回転させて溝に沿ってレーザー光を照射し、データの読み取りや書き込みを行う。規格の策定は業界団体のDVDフォーラムが行なっている。 サイズは直径8cmあるいは12cmで、中心に回転軸を挿入する穴が空いている。両面記録、2層記録に対応しており、12cmディスクの記憶容量は片面1層で4.7GB、片面2層で8.54GB、両面1層で9.4GB、両面2層で17.04GBとなっている。 映像ソフトの販売などに用いられる読み出し専用のDVD-ROMの他に、一度だけ書き込める(消去・上書きできない)DVD-R、書き換え可能なDVD-RW、DVD-RAMがある。記録型メディアを巡って業界内で規格の分裂があり、業界団体DVD+RW Allianceが独自に規格を定めたDVD+R、DVD+RWもある。 映像や音声を記録するための標準のディスクフォーマットやファイル形式のセットなども定められており、映像とそれに付随する音声・字幕を記録するためのDVD-Videoが映像ソフトの流通などによく利用される。
DVD の名称
DVDフォーラムは、DVDは Digital Versatile Disc を意味するとしているが、ディスクの正式名称は「DVD」である。
第1世代光ディスクであるCDに対し、DVDは動画を収録可能な第2世代光ディスク「Digital Video Disc」として企画された。当初はVHSの置き換え需要などが主に想定されていたが、「用途はビデオだけに限定されないこと」が指摘されるようになると、この名称には疑問の声も出てきた。そこで、video の代わりに「多用途」の意味がある versatile(ヴァーサタイル)を用いることで「Digital Versatile Disc」へと変更になった経緯がある。 上記の理由から、DVDを「Digital Video Disc」の略称とするのは誤りだが、正式名称を「DVD」にしたことと、先の映像記憶媒体であるビデオテープから「V」と言えば「video」を連想すること、開発に至った経緯などから「Digital Video Disc」も俗称として限定的に使用されている。
参考文献
IT用語辞典e-Words
http://e-words.jp/w/DVD.html
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/DVD