LDC
出典: Jinkawiki
LDCとは(Least Developed Countries)の略称であり、後発開発途上国の略語である。
国連が定める国の分類のひとつで開発途上国の中でも特に開発の遅れている国のことである。
国連は後発開発途上国と認定するために3つの基準を定めている。
1.所得水準が低いこと。具体的には一人当たりの国民総所得の三年間の平均が750米ドル以下であること。
2.人的資源に乏しいこと。これは人的資源を表すための指標が一定以下あることを指し、この指標はカロリー摂取量や識字率などに基づいている。
3.経済的に弱いこと。つまり経済面での安定度やサービス業の割合などが低いこと。
この基準から3年間連続で2つ以上をクリアし、国民総所得の三年間平均を900米ドル以上に上げることでLDC認定を解除することもできる。 最貧国という呼称は、認定されている国がかなりの数あるため正確ではない。
LDCとして認定されるほど貧しい国になってしまうのにはそれなりの理由がある場合もある。 たとえばソマリアは内戦による無政府状態であり、武装しなければ街頭に出ることさえできないような状態であるし、 ハイチでは2010年現在では記憶に新しい大地震による被害によるところが大きい。
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