TOSS
出典: Jinkawiki
目次 |
TOSSとは
Teacher's Organization of Skill Sharing(教育技術法則化運動)のこと。 授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し、集め、互いに追試し、検討しあって、自らの授業の 技術を高め、集められた教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体を指す。 現在は技術や指導法をTOSSランドに公開している。 代表は向山洋一氏(元東京都公立小学校教諭、上海師範大学客員教授)
TOSSランド
TOSSランドには、学校教育の各教科、各領域をカバーし、日本で最大の「子ども自身が学べるサイト」「ボランティア教育」「小学校英会話教育」「全県カバーの子ども調査」「特別支援教育」「ライフスキル教育」「環境・エネルギー教育」「京都議定書CO2教育」「都市づくり教育」「基礎学力保障教育」などの多彩なサイトが創られている。これらのサイトは、日々真摯な教育実践に取り組んでいる教師とすぐれた研究者、専門家との協同作業で創られたものである。 当サイトは、TOSS参加の1万名近い教師の様々なボランティア活動によって創られている。TOSSの教師は「ものづくりによって食べてきた日本の国家」を「教えるということで食べていける国家」にしたいという願いを持っている。
TOSSが掲げる教育指導技術十ヶ条
①趣意説明の原則
[~のために、~をしなさい]と趣意と指示を伝えるようにする。
②一時一事の原則
まず、一つ目の明確な指示を与え、それが出来てから二つ目の指示を与える。一度に二つも三つも指示を与えてはいけない。
③簡明の法則
指示・発問を短くし、具体的な指示を与える。
④全員の原則
指示は全員にし、追加はしてはならない。
⑤所時物の原則
子どもを活動させるためには、場所と時間と物を与える。
⑥細分化の原則
指導内容を細かく分解し、分解したコマにどう授業すればよいかという解釈を与える。
⑦空白禁止の原則
授業中の個別指導は短く何回もさせ、終わったあとの発達課題も必ず用意しておく。一人の子どもでも空白の時間を作ってはいけない。
⑧確認の原則
指導の途中で達成率を確認する。分かりましたね、は禁句。
⑨個別評定の原則
誰が良くて誰が悪いのかを評定し、理由も示さなければならない。
⑩激励の原則
人を動かす方法はやる気にさせるのが一番良い。その時に大切なのが励ますことであり、教師は子どもが持っている欠点を絶えず励まし続けることが重要である。
参考文献
向山洋一著「授業の腕をあげる法則」
TOSSランドより http://www.tos-land.net/