ドローン

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6月12日「ドローン 生かすには」(31面) 6月12日「ドローン 生かすには」(31面)
Sai Sai

2015年7月18日 (土) 14:56の版

目次

概要

ドローンとは、小型の無人飛行機のこと。元は軍事目的で利用されていたが、現在では、手のひらサイズの小型なものや、数万円から数千円の低価格なものがあり、操縦も簡単なため、若者を中心に一般での活用も進む。

ラジコンとドローンの違い

1つ目は、飛行範囲。 ラジコンは、操縦者の目視の範囲内を飛行する。ドローンは、原則高度250メートル未満の空域を遠方まで飛行可能になる。 2つ目は、目的。 ラジコンは、ただ飛ばすことを目的としていたが、ドローンは、飛行させることによって何らかの役割を担う。

ドローンの活用

ドローンは、様々な所で活用させている。 例えば、カメラを搭載したドローンでの撮影。上空からの撮影や危険な場所での撮影、スポーツを行いながらの撮影など、人間の手で撮影できない場所や場合に用いられる。

  • 上空からの撮影

 (例)花火:空高く咲く花火の中を飛び、花火を立体的に撮影することに成功。 

  • 危険な場所での撮影

 (例)火山:火山活動中の噴火口に接近し、火山の様子を見ることができる。

  • スポーツを行いながらの撮影

 (例)スノーボード:カメラを手で持って撮影しなくても、GPSで追跡し、自動で撮影してくれる。

また、撮影だけでなく、種や農薬の散布など、農業の分野や救命活動の現場でも用いられることがある。

ドローンをめぐる問題

2015年4月に起きた首相官邸での落下事件など、ドローンをめぐる問題が相次いでいる。首相官邸の屋上に落下したドローンには、微量の放射性セシウムが入った容器が取りつけられていた。その後、40代の男が警察に出頭し、逮捕された。また、東京・浅草の三社祭でドローンを飛ばすと示唆したとして、威力業務妨害容疑で横浜市の15歳の無職少年が逮捕されるという事件も起きた。海外では、ドローンを使用して、プライバシーの侵害や覗きなどの盗撮という迷惑行為も相次いでいる。 しかし、現在のアメリカ(州にもよる)の法律では、ドローンが敷地内に入っていなければ、プライバシーの侵害にはならない。 こうした事件を受けて、アメリカは、17州でドローンの使用を規制・禁止する法案が可決した。さらに、アメリカ国内の全ての国立公園内で全面飛行禁止になっている。日本政府も、「目視外や都市部、夜間の飛行は許可を受けた一部の事業者に限る」という法案を打ち出し、検討中だ。他にもイギリスやフランスなどで規制が行われている。 ドローン規制に対して、「やり過ぎではないか?」という意見も出ている。安全な使い方が求められる。

参考文献

コベルコシステム株式会社「空飛ぶ無人機がもたらす未来 ~ドローン~」(2014年11月)(2015年6月27日閲覧)

HUFF POST SOCIETY -社会-「【ドローン官邸に落下】出頭の40代男を逮捕 犯行の模様ブログに記録?『官邸の警備も無能で悲しい』」(2015年6月27日閲覧)

朝日新聞 DIGITAL「ドローン少年、十数人から73万円分の支援受ける」(2015年6月27日閲覧)

世界まる見え!テレビ特捜部【もう いいかげんにして! 大迷惑2時間SP】(日本テレビ) (2015年6月15日放送分)

日本経済新聞

2015年 6月12日「ドローン 生かすには」(31面)

Sai


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