経済発展段階説
出典: Jinkawiki
2015年8月1日 (土) 10:42の版 Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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「経済発展段階論」 http://www1.meijigakuin.ac.jp/~miyamoto/CEH/dankairon.html | 「経済発展段階論」 http://www1.meijigakuin.ac.jp/~miyamoto/CEH/dankairon.html | ||
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経済の発展段階にみられる共通の現象を抜き出し、発展の程度の低い段階から高い段階へと並べて捉えようとする理論のこと。
スミス、リスト、ビュッヒャー、シュモラー、ヒルデブラント、ゾンバルト、マルクスなどの学説にみられる。
現在ではロストウの発展段階論が有名である。
【ロストウの経済発展段階論】
第1段階:伝統的社会 産業構造が在来産業のモノカルチュアで、労働生産性も低い。 食料確保のための農作業が主な経済活動になっている。
第2段階:離陸先行期 経済の成長局面・好循環局面(1人当たりのGNPが持続的に上昇していく期間)に移る準備を徐々に整えていく期間である。
第3段階:離陸(テイクオフ) 貯蓄率と投資率が急速に高まり、1人当りGNPは持続的な上昇を開始する。
離陸期の特徴
・投資率が5%以下から10%以上に増加
・主導産業があらわれ他の産業部門の成長を誘発
・経済成長を持続するための政治的・社会的・制度的な枠組みが成立
第4段階:成熟化 近代的産業技術が全分野に広がり、重化学工業が主導産業となる。また産業構造は第2次産業に特化する。
第5段階:高度大量消費 国民一般の所得水準が更に上昇し、消費需要の構造が変化する。 耐久消費財やサ-ビスに対する需要が爆発的に増大する。
これはロストウの経済発段階展説であり、一例に過ぎないが、このような経済発展段階説に基づき、世界的な経済格差を説明することができる。
今まで南北問題と呼ばれてきた、北半球と南半球の経済格差はもちろんのこと、現在では、北北問題と呼ばれる先進国内の経済格差も問題となっている。
経済発展段階説は、経済格差問題や発展途上国の現在の発展度合いを示す際に有効である。
そのため、段階的指標を知っておくことは、重要なことである。
参考文献
ロストウ理論 http://note.masm.jp/%A5%ED%A5%B9%A5%C8%A5%A6%CD%FD%CF%C0/
「経済発展段階論」 http://www1.meijigakuin.ac.jp/~miyamoto/CEH/dankairon.html
ハンドルネーム みかんゼリー