へジャブ2
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へジャブ
へジャブとはイスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフのことである。またヘジャブの意味としては女性の貞節を守るための幕を意味するのと同時に、禁忌状態あるいは神聖という意味も含んでいる。
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ヘジャブの歴史
6世紀イスラーム教開祖であるムハンマドが女性の美しい部分を隠すように求めたことから始まる習慣。イスラーム教徒の聖書クルアーンの「カーテンの節」では、ムハンマド は一夫多妻制が認められていた事もあり、妻達の隔離を指すものとして使われていた。当初ヘジャブを着用するということは、貴婦人たちが貴族階級であることのステータス・シンボルとして使用されてきた。7世紀貴族階級固有の習慣だったヘジャブの着用が徐々に庶民の間にも浸透するようになった。あまり裕福でない庶民が外出する際の“ぼろ隠し”にヘジャブは好都合であった。それだけではなくヘジャブを着用している女性に強姦したり性的悪戯をした時の罪は非常に重く、ヘジャブには女性を守る一面もあるという考えが広まった。
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参考文献
「イスラム世界の女性たち」 白須 栄子
「イスラームの思考回路」 竹下 政孝
