アメリカ合衆国連邦議会

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参考文献 参考文献
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『アメリカ合衆国読本 知られざる大国の素顔』五月女光弘 丸善株式会社 1993年 『アメリカ合衆国読本 知られざる大国の素顔』五月女光弘 丸善株式会社 1993年
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 +『この一冊でアメリカの歴史がわかる!―アメリカの政治・経済・社会・文化のすべて』猿谷要 1998 三笠書房
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概要

 アメリカ合衆国の立法府である。上院(Senate)と下院(House of Representatives)の二院から構成されている。日本でいう国会があり衆議院と参議院に分かれているのと同じようなものである。任期は上院が6年で2年に1回3分の1を改選、下院は2年ごとに全員が改選される。定数は上院が各州2人ずつで100人、下院は各州の人口に応じて選出され435人(最低でも各州1人)である。定数外として下院には50州のほかに、米国海外領土等の地域からも5人の代表が下院に送られている。

・ワシントンDC

・バージン諸島

・グアム島

・米領サモア

・プエル・トリコ

これらの代表も連邦下院議会において「本会議の投票権がないこと」以外は下院議員のもつ特権と権利を全て有している。「代議員」とも呼ばれることがある。


歴史

1764年のアメリカ独立戦争の時に13の植民地州の代表が集まって開いた第1回「大陸議会」が起源とされている。

上院と下院

上院と下院という上下という名前が付けられているが米国においては他の一部諸外国の議会とは異なっていて両院とも平等の立法の機能および権限をもち、上下関係はない。上院を「元老院」、下院を「代議院」と訳す場合もある。  両議院間の違いとしては議員数任期以外に、上院には条約、大統領任命の閣僚・官僚の認否権が与えられていること、下院には歳入法案の先議権が与えられていることなどがある。しかし、社会的心情としては任期が6年と長く、議員数も少なく、そして大統領への登竜門といわれる上院のほうが威信が高いようだ。

連邦議員になれる要件

・上院 年齢30歳以上、9年以上アメリカ国民であること。

・下院 年齢25歳以上、7年以上アメリカ国民であること。

ちなみにアメリカ合衆国大統領になれる要件は以下の通りである。 ・アメリカ生まれであること。

・14年以上アメリカに住んでいること。

・35歳以上であること。


法案提出

 日本では衆議院、参議院どちらにしても議員が法案を提出する場合には、10人、20人場合によっては50人の共同でなければ法案の提出はできない。しかし、アメリカの場合は違う。アメリカでは簡単に議員1人で法案の提出ができるのである。例えば下院なら、下院本会議場の事務総長席の横に置いてある小箱に入れるだけである。このため、議員が地元の選挙区目当てにかなり極端な法案を提出することも可能であり、実際行われている。  しかし、提出された法案のうち実際に成立するのはほんのわずかであり毎会期3万近く提出される法案のうち成立は千件にも満たない。

参考文献

『アメリカ合衆国読本 知られざる大国の素顔』五月女光弘 丸善株式会社 1993年

『この一冊でアメリカの歴史がわかる!―アメリカの政治・経済・社会・文化のすべて』猿谷要 1998 三笠書房



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