地球温暖化18

出典: Jinkawiki

(版間での差分)
2015年8月5日 (水) 16:09の版
Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録)
(地球温暖化の影響)
← 前の差分へ
最新版
Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録)

14 行 14 行
また、気温が高くなると熱中症などが増える。また、温暖化によって自然環境が変わると、病気を媒介する動物がすむ地域が広がって、それによって、マラリアなどの伝染病の発生が増える可能性がある。 また、気温が高くなると熱中症などが増える。また、温暖化によって自然環境が変わると、病気を媒介する動物がすむ地域が広がって、それによって、マラリアなどの伝染病の発生が増える可能性がある。
自然の条件と深い関係のある農業にも大きな影響が出ます。世界の農作物の生産量が減少して、必要な食糧を確保することができなくなるおそれがある。日本の代表的な農産物である米も、特に北陸や東北は害虫や水の変化で被害を受けやすい地域と考えられている。 自然の条件と深い関係のある農業にも大きな影響が出ます。世界の農作物の生産量が減少して、必要な食糧を確保することができなくなるおそれがある。日本の代表的な農産物である米も、特に北陸や東北は害虫や水の変化で被害を受けやすい地域と考えられている。
 +
 +=温暖化対策=
 +
 +1992年に国連のもとで、世界の国々が地球温暖化をくい止める取り組みの約束をした。その後の1997年に、京都で会議を開催し、世界の国々が一緒になってさらに対策を進めようと、約束の文書を取り決めた。それが京都議定書である。これにはどの国が、いつまでに、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスを、どれだけ減らすかが決められている。具体的には、先進国全体で、2008年から2012年までに、二酸化炭素、メタンなど6種類の温室効果ガスを、1990年に排出していた量よりも5%削減するという約束です。日本は6%減らすことを約束しました。また、約束を守れなかった国は、次の約束期間の削減目標が厳しく設定されることになった。そして、この約束は、2005年2月に実行に移されることが決まった。
 +しかし、現在まだ世界の先進国のすべてが、地球温暖化対策の実行を約束する文書である京都議定書に同意したわけではない。世界の国々が地球温暖化対策に取り組んでいくための第一歩でしかないのである。
 +
 +地球温暖化を止めるには、その原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスを出さないようにすることが重要である。重油を燃やして、二酸化炭素を排出する火力発電などに対して、風の力や太陽光などの自然のクリーンなエネルギーで、電気や温水を作る技術や、電気やガソリンをたくさん使わなくてすむ照明器具・エアコン・冷蔵庫、自動車を作るなど、省エネルギーの技術が開発されている。
 +また、国や地方公共団体は、そういった技術が広く利用されるように、法律や政策などを作り、社会の仕組みを変えようとしている。もちろん市民や市民団体もお金を出し合って地域に太陽光発電や風力発電の装置を設置するなど、社会を変える活動を始めている。
 +
 +
 +
 +=参考文献=
 +
 +http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/global_warming.html
 +
 +http://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge.html

最新版

目次

地球温暖化とは

地球は、昼は太陽の熱によって暖められ、夜は熱を宇宙に逃がして、全体としてほぼ一定の気温に保たれていた。しかし、人間の活動によって温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、フロンなど)が空気中に増加し、 地球全体を包んでしまった結果、熱が宇宙に逃げにくくなり、地球の気温がだんだん高くなってきている。これを「地球温暖化」という。

地球温暖化が進むと、氷河が溶けて海の水の量が増え、海面からの高さの低い島国などが海に沈んでしまう心配や、これまで熱帯地方でしか生きられなかった病原菌や害虫などが日本のような温帯地方にも移ってきて、人間に病気を引き起こしたり農作物の生育をさまたげたりするおそれがでてくると考えられている。


地球温暖化の影響

将来、気温がどれくらい高くなるかは、温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量がどれくらいになるかによって大きく変わってくる。それは、人口やエネルギー使用量がどれくらい増えるか、温室効果ガスの排出を少なくする技術がどれくらい広まるかなどによって変わるからである。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の2001年の報告書では、将来の社会について、大きく四つの筋書が考えられている。経済が急成長して排出量も大きく増えるという筋書きや、対策のための技術が広く利用されて排出量も抑えることができるという筋書きなどである。この報告書によれば、地球の平均気温は今から約100年後の2100年には、1991年に比べて1.4~5.8℃高くなると予測されている。気温の上昇の程度やその影響は、地域によって異なるが、台風や集中豪雨が増えるところや乾燥が進むところもある。猛暑や冷夏、洪水、干ばつなどの異常気象も増えることだろう。

気温が高くなると、氷河が溶けたり、海水の温度が上がることによって海水の体積が増え、海面が上昇するといわれている。植物や動物は、自分たちにあった条件の場所でないと生きていけない。地球温暖化が進むと、そうした条件が変わってしまい、今までいたところにすめなくなる場合もある。日本の涼しい地域には、ブナの森林があり、大型動物のすみかにもなっている。しかし、温暖化が進むと、いまのブナの森林の地域が狭くなってしまうと予測されている。 また、気温が高くなると熱中症などが増える。また、温暖化によって自然環境が変わると、病気を媒介する動物がすむ地域が広がって、それによって、マラリアなどの伝染病の発生が増える可能性がある。 自然の条件と深い関係のある農業にも大きな影響が出ます。世界の農作物の生産量が減少して、必要な食糧を確保することができなくなるおそれがある。日本の代表的な農産物である米も、特に北陸や東北は害虫や水の変化で被害を受けやすい地域と考えられている。

温暖化対策

1992年に国連のもとで、世界の国々が地球温暖化をくい止める取り組みの約束をした。その後の1997年に、京都で会議を開催し、世界の国々が一緒になってさらに対策を進めようと、約束の文書を取り決めた。それが京都議定書である。これにはどの国が、いつまでに、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスを、どれだけ減らすかが決められている。具体的には、先進国全体で、2008年から2012年までに、二酸化炭素、メタンなど6種類の温室効果ガスを、1990年に排出していた量よりも5%削減するという約束です。日本は6%減らすことを約束しました。また、約束を守れなかった国は、次の約束期間の削減目標が厳しく設定されることになった。そして、この約束は、2005年2月に実行に移されることが決まった。 しかし、現在まだ世界の先進国のすべてが、地球温暖化対策の実行を約束する文書である京都議定書に同意したわけではない。世界の国々が地球温暖化対策に取り組んでいくための第一歩でしかないのである。

地球温暖化を止めるには、その原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスを出さないようにすることが重要である。重油を燃やして、二酸化炭素を排出する火力発電などに対して、風の力や太陽光などの自然のクリーンなエネルギーで、電気や温水を作る技術や、電気やガソリンをたくさん使わなくてすむ照明器具・エアコン・冷蔵庫、自動車を作るなど、省エネルギーの技術が開発されている。 また、国や地方公共団体は、そういった技術が広く利用されるように、法律や政策などを作り、社会の仕組みを変えようとしている。もちろん市民や市民団体もお金を出し合って地域に太陽光発電や風力発電の装置を設置するなど、社会を変える活動を始めている。


参考文献

http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/global_warming.html

http://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge.html


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成