環境問題15

出典: Jinkawiki

(版間での差分)
2016年7月30日 (土) 19:33の版
Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録)

← 前の差分へ
2016年7月30日 (土) 21:19の版
Daijiten2014 (ノート | 投稿記録)

次の差分へ →
8 行 8 行
・地球温暖化 ・地球温暖化
・熱帯雨林の減少 ・熱帯雨林の減少
-・酸性雨 など+・酸性雨 
 +・森林伐採
 +・ゴミ問題
 +・エネルギー問題
 +・食糧問題 など
==オゾン層の破壊== ==オゾン層の破壊==
-オゾン層は地上の20~30㎞のところに存在し、有害紫外線を吸収している。オゾン層の破壊はフロンが原因とされている。フロンは二酸化炭素に比べると排出量は少ないもののオゾン層を破壊する効果は二酸化炭素の数千倍になっている。フロンは主にものを冷却させるときに発生する。空気よりも重いので発生してすぐにオゾン層に届くわけではなく、約20年ほどかかるとされている。オゾン層が破壊されると有害紫外線が増加し、皮膚がんや白内障、免疫の低下を引き起こす。+地球にオゾン層が存在しなかった時代、太陽からの紫外線が地上に注がれ生き物は生存できなかった。紫外線の影響がない海で藻類が誕生し光合成が行われ酸素が作られた。酸素が増え大気中に広がり酸素濃度が約1%になり、オゾンが誕生した。オゾン層は地上から20~30㎞のところに存在し、有害紫外線を吸収している。オゾン層の破壊はフロンが原因とされている。冷蔵庫の冷媒、スプレーの噴射剤などに使用されていた科学性物質がフロンを発生させる。フロンは二酸化炭素に比べると排出量は少ないもののオゾン層を破壊する効果は二酸化炭素の数千倍になっている。空気よりも重いので発生してすぐにオゾン層に届くわけではなく、約20年ほどかかるとされている。オゾン層が破壊されると有害紫外線が増加し、皮膚がんや白内障などの病気にかかりやすくなる。オゾン層破壊物質の削減、廃止を求める「モントリオール議定書」が1987年に採択された。
18 行 22 行
==砂漠化== ==砂漠化==
-砂漠とは降水量が少ないため植物がほとんど生息できない地域のことをいう。砂漠化の定義は「砂漠化とは、土地の持つ生物生産力の減退ないし、破壊であり、終局的には砂漠のような状態をもたらす。放牧地では牧草の生産がふかのうとなり、乾燥地農業は失敗し、かん漑農地は塩性化や湿地化などの土壌劣悪化現象のため放棄される砂漠化は自己増殖的に加速されるプロセスであり、砂漠化が進むとその回復には莫大な費用がかかるようになる」(UN)となっている。砂漠化の要因の割合は約1割が自然的な要因、残りの約9割が人為的要因。自然的要因は地球規模での気候変動、降水量の減少などが主である。人為的要因は人間の活動が原因で起こり、家畜の過剰飼育、森林伐採など。アフリカ、アジア、オーストラリアで過剰放牧、北米で不適切な土地、水管理が多いとされている。また急激な人口増加という社会的な要因も砂漠化に影響を与えている。砂漠化に対する世界各国の取り組みとしては1992年に「アジェンダ21」が地球サミットで採択され、「砂漠化防止条約」が発効された。。+砂漠とは降水量が少ないため植物がほとんど生息できない地域のことをいう。砂漠化の定義は「砂漠化とは、土地の持つ生物生産力の減退ないし、破壊であり、終局的には砂漠のような状態をもたらす。放牧地では牧草の生産がふかのうとなり、乾燥地農業は失敗し、かん漑農地は塩性化や湿地化などの土壌劣悪化現象のため放棄される砂漠化は自己増殖的に加速されるプロセスであり、砂漠化が進むとその回復には莫大な費用がかかるようになる」(UN,1978)となっている。砂漠化の要因の割合は約1割が自然的な要因、残りの約9割が人為的要因。自然的要因は地球規模での気候変動、降水量の減少などが主である。人為的要因は人間の活動が原因で起こり、家畜の過剰飼育、森林伐採など。アフリカ、アジア、オーストラリアで過剰放牧、北米で不適切な土地、水管理が多いとされている。また急激な人口増加という社会的な要因も砂漠化に影響を与えている。砂漠化に対する世界各国の取り組みとしては1992年に「アジェンダ21」が地球サミットで採択され、「砂漠化防止条約」が発効された。
 + 
 +==参考文献==
 +環境省ホームページ
 +気象庁ホームページ
 +環境変動と地球砂漠化 門村 浩 他 朝倉書店 1991年
 +www.geocities.jp

2016年7月30日 (土) 21:19の版

目次

環境問題とは

人間の生命活動によって地球上の生態系や環境に影響を与える問題のこと

主な環境問題

・オゾン層の破壊 ・砂漠化 ・野生生物の絶滅 ・地球温暖化 ・熱帯雨林の減少 ・酸性雨  ・森林伐採 ・ゴミ問題 ・エネルギー問題 ・食糧問題 など

オゾン層の破壊

地球にオゾン層が存在しなかった時代、太陽からの紫外線が地上に注がれ生き物は生存できなかった。紫外線の影響がない海で藻類が誕生し光合成が行われ酸素が作られた。酸素が増え大気中に広がり酸素濃度が約1%になり、オゾンが誕生した。オゾン層は地上から20~30㎞のところに存在し、有害紫外線を吸収している。オゾン層の破壊はフロンが原因とされている。冷蔵庫の冷媒、スプレーの噴射剤などに使用されていた科学性物質がフロンを発生させる。フロンは二酸化炭素に比べると排出量は少ないもののオゾン層を破壊する効果は二酸化炭素の数千倍になっている。空気よりも重いので発生してすぐにオゾン層に届くわけではなく、約20年ほどかかるとされている。オゾン層が破壊されると有害紫外線が増加し、皮膚がんや白内障などの病気にかかりやすくなる。オゾン層破壊物質の削減、廃止を求める「モントリオール議定書」が1987年に採択された。


酸性雨

二酸化硫黄や窒素酸化物などの酸性物質が雨や雪、霧などに溶け込み通常より高い酸性を示す現象。化石燃料の燃焼や火山活動などによって放出される二酸化硫黄、窒素酸化物が原因。これらは大気中で化学変化を起こし、硫酸や硝酸となって降水に溶け込む。酸性雨は海や川などの水質を悪化させる他、森林の木を枯らし歴史的建造物にも影響を与える。原因となる物質が大気中に放出されてから酸性雨として降ってくるまでに莫大な時間を費やすこともあり、世界各国が協力して動向を観察している。日本は、酸性雨の研究や国際的な協力の実地が定められている「東アジア酸性雨ネットワーク」というものに参加し、モニタリング調査を行っている。世界では「長距離環境大気汚染条約(ジュネーブ条約)」が締結された。また硫黄の排出量を30%削減させる「ヘルシキ議定書」も発行された。

砂漠化

砂漠とは降水量が少ないため植物がほとんど生息できない地域のことをいう。砂漠化の定義は「砂漠化とは、土地の持つ生物生産力の減退ないし、破壊であり、終局的には砂漠のような状態をもたらす。放牧地では牧草の生産がふかのうとなり、乾燥地農業は失敗し、かん漑農地は塩性化や湿地化などの土壌劣悪化現象のため放棄される砂漠化は自己増殖的に加速されるプロセスであり、砂漠化が進むとその回復には莫大な費用がかかるようになる」(UN,1978)となっている。砂漠化の要因の割合は約1割が自然的な要因、残りの約9割が人為的要因。自然的要因は地球規模での気候変動、降水量の減少などが主である。人為的要因は人間の活動が原因で起こり、家畜の過剰飼育、森林伐採など。アフリカ、アジア、オーストラリアで過剰放牧、北米で不適切な土地、水管理が多いとされている。また急激な人口増加という社会的な要因も砂漠化に影響を与えている。砂漠化に対する世界各国の取り組みとしては1992年に「アジェンダ21」が地球サミットで採択され、「砂漠化防止条約」が発効された。

参考文献

環境省ホームページ 気象庁ホームページ 環境変動と地球砂漠化 門村 浩 他 朝倉書店 1991年 www.geocities.jp


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成