ドナルド・トランプ
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2016年7月30日 (土) 12:10の版 Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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ハワイ州が発行したバラク・オバマ大統領の出生証明書に疑問を唱え,2011年,オバマはアフリカ人であり大統領の資格はないのではないかと唱え,オバマの出生はハワイで間違いないことが明らかになった時にも否定的な発言をする等,この時から人種差別的な発言をするところが見られる。 | ハワイ州が発行したバラク・オバマ大統領の出生証明書に疑問を唱え,2011年,オバマはアフリカ人であり大統領の資格はないのではないかと唱え,オバマの出生はハワイで間違いないことが明らかになった時にも否定的な発言をする等,この時から人種差別的な発言をするところが見られる。 | ||
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+ | 2015年12月には,ムスリム系夫妻が福祉施設を銃撃し14人を殺害した事件に対して,「ムスリム入国禁止発言」をしたことにより,イスラム世界との溝を深めることとなった。 | ||
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+ | その後も「問題発言」をし続けているが,2016年7月現在,共和党の指名候補争いでトップの支持率を保っている。 | ||
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+ | 2016年1月19日,2008年大統領選挙の共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン元アラスカ州知事から,2月27日大統領選挙から撤退したニュージャージー州知事クリス・クリスティからそれぞれ支持を得ている。 | ||
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+ | 参照 | ||
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+ | アメリカの歴史 テーマで読む多文化社会の夢と現実.有賀夏妃.2003年.有斐閣 | ||
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+ | メキシコ現代史.鈴木康久.2003年.明石書店 | ||
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+ | イスラーム基礎講座.渥美堅持.2015年.東京堂 | ||
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+ | https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97#.E6.94.BF.E8.A6.8B |
最新版
ドナルド・ジョン・トランプとはアメリカの実業家である。また,2016年7月現在,大統領選挙に共和党から出馬している。有力な候補ではあるが,その政治に対する姿勢から敵も多く,他の出馬者,メディア,国民から非難を浴びることも少なくない。
<略歴>
父に不動産開発業者のフレッド・トランプを持つ。トランプは父に経営に対しての関心を育てられ,ペンシルベニア大学ウォートン・スクール在学中から父の会社の手伝いをを始め,1968年に入社した。その後経営権を得て社名を「エリザベス・トランプ・アンド・サン」から「トランプ・オーガナイゼーション」に改名した。
2015年6月16日,2016年アメリカ合衆国大統領選挙へ共和党から出馬することを発表した。
<経営>
1964年からブロンクス区のフォーダム大学に2年通った後,不動産の専門学科があるペンシルベニア大学のウォートン・スクールに通う。1968年に学士号を取得し卒業。父が経営するエリザベス・トランプ・アンド・サンに入社。ここでの仕事を通じて経営の知識を身につける。
1970年代からホテル,カジノ経営を行い,1980年代,ロナルド・レーガン政権下での好景気に乗り大成功を収め,アメリカの不動産王と呼ばれるようになる。
1980年代後半には,飛行機事業に手を出すも,88年から89年にかけて巨額の負債を抱え撤退をすることとなる。しかし,その後危機を乗り越え90年代後半から好景気を背景に復活を遂げる。
<政治>
ハワイ州が発行したバラク・オバマ大統領の出生証明書に疑問を唱え,2011年,オバマはアフリカ人であり大統領の資格はないのではないかと唱え,オバマの出生はハワイで間違いないことが明らかになった時にも否定的な発言をする等,この時から人種差別的な発言をするところが見られる。
2015年6月16日にトランプタワーの会見場で,2016年アメリカ合衆国大統領選挙へ共和党から出馬することを発表した。この出馬表明の場でトランプはメキシコ人に対する人種差別的な発言をし,大きな反発を招いた。アメリカでは,ヒスパニック系住民が増加しており,このヒスパニックの反感を買う発言はトランプ自身の首を絞めるであろうと言われた。なお,この発言により米スペイン語放送最大手のユニビジョン,米放送メディア大手NBC等複数の企業から弾かれることとなる。
2015年12月には,ムスリム系夫妻が福祉施設を銃撃し14人を殺害した事件に対して,「ムスリム入国禁止発言」をしたことにより,イスラム世界との溝を深めることとなった。
その後も「問題発言」をし続けているが,2016年7月現在,共和党の指名候補争いでトップの支持率を保っている。
2016年1月19日,2008年大統領選挙の共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン元アラスカ州知事から,2月27日大統領選挙から撤退したニュージャージー州知事クリス・クリスティからそれぞれ支持を得ている。
参照
アメリカの歴史 テーマで読む多文化社会の夢と現実.有賀夏妃.2003年.有斐閣
メキシコ現代史.鈴木康久.2003年.明石書店
イスラーム基礎講座.渥美堅持.2015年.東京堂