宗教14
出典: Jinkawiki
2018年1月26日 (金) 21:27の版 Daijiten2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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- | ==ヨーロッパと宗教== | ||
- | ===移民と難民=== | + | 宗教には様々なものがある。 |
- | EU諸国には2000万人以上と推定される移民が住んでいる。北アフリカ、サハラ以南アフリカ、トルコ、インド亜大陸などが主な出身国・地域である。イギリスやフランスの植民地出身者も多いが、これは、第二次世界大戦によって多くの人命、労働力を失った国々が、復興とその後の経済発展のため外来の労働者を必要としたということだ。そして、移民労働者の貢献なしに、今日の西ヨーロッパの経済とその豊かさはあり得なかったと言っても過言ではない。この人々がその後定住し、家族を呼び寄せ、今日では二世たちが移民の中心となっていて、市民としての権利が認められている場合が多くなった。 | + | キリスト教やイスラム教、仏教など、世界中で信仰される有名なものから、 |
- | 加えて、ヨーロッパ各国は、政治的・宗教的迫害を受けたり、戦火に遭ったりした難民を、かつてのソ連・東欧諸国、パレスチナ、インドシナ三国、今は戦乱の地シリアなどから受け入れてきた。 | + | その地方や都市だけに存在するような小規模なものまでさまざまである。 |
- | それゆえ、EUのヨーロッパは、国、民族と文化の多様性を特徴とし、数十の言語が使われ、尊重され、五指を超える宗教が存在する、多文化共生を実現してきたと言えるだろう。 | + | このように宗教を信じる人は世界全土に存在する。 |
- | + | この宗教はどのような利点と欠点が存在するのだろうか。 | |
- | ===「イスラム問題」を受けて=== | + | 宗教は本来、利点だけのものである。 |
- | 今日、ヨーロッパのなかに幾つかの亀裂が走るようになった。その一つが「イスラム問題」という亀裂だ。 | + | 宗教は神への絶対的な信頼から生まれる考え方である。 |
- | 2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルが破壊され、続いてヨーロッパの三つの首都で地下鉄の爆破などのテロ事件が起こり、イスラム過激派の攻撃として大きな衝撃を与えた。その間にイラク戦争があったことも忘れられない。これらの事件は、ヨーロッパ社会に緊張と苦悩をもたらした。イスラムは「狂言的」で、「暴力的」だと警戒心や敵意をあおるような報道や政治宣伝も行われるようになり、批判の眼が、ヨーロッパのなかに定住している移民にも向けられるようになったのだ。 | + | キリスト教を例に出すと、キリストを「愛の神」としてあがめている。 |
- | 国籍・出身国からみて「ムスリム(イスラム教徒)」とみなされる移民は確かに多かったが、非ムスリムもいる。ヨーロッパで生き、教育を受け、イスラムから離れる者、個人的信仰としてモスク(イスラム教の礼拝所)に通うなど集団行動は行わない者、宗教は私的なこととし、仕事など社会関係の場では誰とも隔てなく付き合う者も、少なくない。 | + | このようなそれぞれ宗教における意味を持った神を信仰することで、 |
- | しかし、ヨーロッパ内外で起こったイスラム過激派のテロ行動から衝撃を受けた市民は少なくなく、ムスリムといわれる移民にも動揺が起こった。イスラム過激派の脅威を強調することで支持を伸ばそうとする政党も現れた。フランスでは、政治と宗教の分離という考えに基づき、公立学校のムスリム生徒の服装に条件を付けようとし、紛争が起こる。すると、「イスラムは近代国家と相容れない宗教」といった宣伝がなされた。 | + | 「心の平安」、「魂の救済」を得て、より生き生きと前向きに人生を送ることができる。 |
- | + | また、同じ信仰を持つ人々との分かち合いにより交流が増えるという利点もある。 | |
- | ===問題の本質=== | + | 会社を退職後の高齢者にみられる傾向として、今まで仕事中心の生活をしていたため、趣味や遣り込める事柄が見つからないという話を多く聞く。 |
- | ムスリムの移民の若者のなかから、ごく少数ながら過激派の直接行動に参加する個人が生まれてしまう問題の背後には、差別されていると感じ、失業し、貧しい移民二世たちの存在がある。2015年1月、預言者の風刺マンガを掲載したフランスの一週刊紙の社屋を襲って死傷者を出した事件の容疑者は、そうした青年だったと思われる。 | + | しかし宗教は年齢を問わない教えであるため、やることができる。 |
- | 移民の失業率の高さや貧しさは調査や統計でも示されている。ヨーロッパ各国にとって社会経済改革は必要な大きな課題であり、特に雇用差別を無くし、平等な市民として扱うことが大切なのである。 | + | また、宗教に入信することで、同じ境遇にいる人々や思想を持つ仲間ができる。 |
- | + | そして、一人でいるさみしさが薄れ、孤独死のリスクを減らすことにもつながる。 | |
- | ==アメリカと宗教== | + | このようなことから、宗教の大きな利点は心の安定につながるという利点があることがわかる。 |
- | + | しかし、宗教はいい点ばかりではない。 | |
- | ===ヘイトクライム=== | + | それは極端な終末論や、疑似科学を教義に据え、 |
- | ヘイトクライムとは、「人種、民族、宗教、言語、ジェンダー、性的指向、障がいなどを理由に、特定の集団や個人に対して偏見や憎悪を抱き、それが動機となって引き起こされる暴力行為などの犯罪」を意味する。 | + | 刺激的な話題や奇抜な行動で活動する新興宗教やカルト教団などによる悪影響である。 |
+ | 代表的なものでいうと「オウム真理教」である。 | ||
+ | 教祖である麻原彰晃が信徒に命令し、地下鉄に化学物質のサリンをまき | ||
+ | 多くの死者を出した「地下鉄サリン事件」はまだ記憶に新しい。 | ||
+ | また、このような宗教によって考え方の対立による事件が勃発している。 | ||
+ | 例として「アメリカ同時多発テロ事件」がある | ||
+ | この原因としてもユダヤ教徒とイスラム教徒との対立が背景にある。 | ||
+ | このように、宗教によって信教の違いによる対立、そして大きな事件につながることになってしまう。 | ||
+ | これらのことを踏まえて、私は宗教があまり好ましいものだとは思わない。 | ||
+ | 宗教は一定の段階までは精神の安定をもたらし、利点も多くある。 | ||
+ | しかし、行き過ぎることで事件の首謀者となったり、他の宗教を侮辱したりと精神に影響が出てきてしまう。 | ||
+ | また、日本には宗教があまり浸透していない。 | ||
+ | そのため、様々な小規模なカルト教団が横行してしまう恐れがある。 | ||
+ | このことから私は宗教は好ましくないと思う。 |
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宗教には様々なものがある。 キリスト教やイスラム教、仏教など、世界中で信仰される有名なものから、 その地方や都市だけに存在するような小規模なものまでさまざまである。 このように宗教を信じる人は世界全土に存在する。 この宗教はどのような利点と欠点が存在するのだろうか。 宗教は本来、利点だけのものである。 宗教は神への絶対的な信頼から生まれる考え方である。 キリスト教を例に出すと、キリストを「愛の神」としてあがめている。 このようなそれぞれ宗教における意味を持った神を信仰することで、 「心の平安」、「魂の救済」を得て、より生き生きと前向きに人生を送ることができる。 また、同じ信仰を持つ人々との分かち合いにより交流が増えるという利点もある。 会社を退職後の高齢者にみられる傾向として、今まで仕事中心の生活をしていたため、趣味や遣り込める事柄が見つからないという話を多く聞く。 しかし宗教は年齢を問わない教えであるため、やることができる。 また、宗教に入信することで、同じ境遇にいる人々や思想を持つ仲間ができる。 そして、一人でいるさみしさが薄れ、孤独死のリスクを減らすことにもつながる。 このようなことから、宗教の大きな利点は心の安定につながるという利点があることがわかる。 しかし、宗教はいい点ばかりではない。 それは極端な終末論や、疑似科学を教義に据え、 刺激的な話題や奇抜な行動で活動する新興宗教やカルト教団などによる悪影響である。 代表的なものでいうと「オウム真理教」である。 教祖である麻原彰晃が信徒に命令し、地下鉄に化学物質のサリンをまき 多くの死者を出した「地下鉄サリン事件」はまだ記憶に新しい。 また、このような宗教によって考え方の対立による事件が勃発している。 例として「アメリカ同時多発テロ事件」がある この原因としてもユダヤ教徒とイスラム教徒との対立が背景にある。 このように、宗教によって信教の違いによる対立、そして大きな事件につながることになってしまう。 これらのことを踏まえて、私は宗教があまり好ましいものだとは思わない。 宗教は一定の段階までは精神の安定をもたらし、利点も多くある。 しかし、行き過ぎることで事件の首謀者となったり、他の宗教を侮辱したりと精神に影響が出てきてしまう。 また、日本には宗教があまり浸透していない。 そのため、様々な小規模なカルト教団が横行してしまう恐れがある。 このことから私は宗教は好ましくないと思う。