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2011年1月24日 (月) 15:37の版
Daijiten2009 (ノート | 投稿記録)
(デンマークの国民性と日本との関係)
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-== デンマークの国民性と日本との関係 ==+[[デンマークの教育制度3]]
-地形的に国全体が平らである形が階級意識を生まず、平等精神を尊ぶデンマーク人の精神に影響を与えた1つであるといわれている。かつては北海を荒らしていた海賊バイキング。その末裔たちがデンマークにも存在するが今や武器の戦いを好まず、今や温厚で明るく開放的な国民である。+[[デンマークの幼児教育]]
- デンマークは正式名称を「デンマーク王国」といい、国の形態は立憲君主制である。現王室は、15世紀から続くヨーロッパでもっとも古い王室であり、現在、女王マーガレット二世が国の象徴として君臨している。マーガレット女王は、三人姉妹の長女として1940年に誕生された。歴史的に、王位は男子継承だったが、1935年の憲法改正によって女子継承が可能になり、長女のマーガレットが王位継承者となった。デンマーク国民は王室を誇りに思い、聡明で魅力ある女王を尊敬心とともに一体感をもって圧倒的に支持している。また王室のあり方自体が、デンマークの開放的・平等的な社会を表しているという考え方もある。首都コペンハーゲンにある王宮は、堀も門もなく、市民が自由に往来する広場になっていて一般の車の通行も可能である。また王家自身も伝統的に国際結婚の家庭であり、現に女王の母、故イングリット皇太后はスウェーデン人、また、女王の夫君ヘンリック殿下はフランス人である。最近では2004年に、女王ご夫妻の長男殿下フレデリック王子がオーストラリア出身のマリー妃と結婚され、マリー妃は国民の絶大なる歓迎を受けた。+
- 日本との関係は1867年の修好通商航海条約締結から始まり、海運および貿易を通じて発展し、現在も友好的な関係にある。デンマーク人は日本産の乗用車を信頼し日本はデンマーク産の豚肉を楽しんでいる。+
-参考文献 デンマークの子育て・人育ち 澤渡夏代ブラント 著+ 
 +== 1.保育所と幼稚園 ==
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 +デンマークは地域の保育施設が充実している。学校に入学するまでの幼児や児童は保育所や幼稚園を利用する。
 +保育所…0歳~2,3歳児を扱う。母子・父子家庭の子ども及び、共働き家庭の子どもが対象になる。福祉法によるデイケア施設の一つ。
 +幼稚園…2歳~6,7歳児を扱う。親や家庭の状況に関わらず、親の希望で自由に利用できる。ただし、片親、共働き家庭の児童が優先される。福祉法のデイケア施設の一つ。
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 +デンマークでは保育園と幼稚園のどちらとも社会省が管轄している。この二つの施設の違いは単に受け入れる児童の数である。
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 +== 2.統合児童施設 ==
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 +保育所と幼稚園が統合され,就学前の乳幼児が一貫した保育を受ける保育所。現在ではこの施設は保育施設数の36%を占めるまでに至っている。
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 +== 3.デイケアママ ==
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 +デイケアという名称で呼ばれている保育制度がある。日本でいう「保育ママ」に近い。市に登録されたデイケアママが、自分の家で、0~3歳児を数人預かるというものである。
 + また、このような児童福祉サービスの利用率の高さは世界一位である。
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 +参考文献:福祉の国は大国教育 小島ブンゴード孝子
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 +[[デンマークの社会保障制度]]
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 +[[デンマークの成人教育]]
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 +== フォルケホイスコーレ ==
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 +現在、デンマーク国内に68校あるデンマーク生まれの全寮制の成人教育機関である。「人生の学校」と呼ばれ、自分や他人、そして社会と向き合い将来の道を模索するための時間を過ごすために設置されている。主に4か月から6か月のコースで、文学、語学、音楽、環境、哲学、スポーツなど、学校ごとに複数のコースが定められ、教科は多岐にわたる。教師と学生が平等な関係の中で相互に学ぶことが重要な理念のひとつであり、授業では自由な対話が重視される。入学試験を含めたテストや成績評価はない。また全寮制であるため、授業外でも学生や教師が生活の多くの時間を共にする。
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 +== 昼間の国民高等学校 ==
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 +1960年代後半に生まれ、その目的は、失業している市民に意義ある活動を提供すること、また受講者の一般的な資質向上をはかることである。全寮制ではなく、これまでの国民高等学校の伝統を多く取り入れている。特に受講者の人材開発や労働市場への復帰の可能性をはかる教育が行われている。24週間までの短期・中期集中コースが多い。受講料は無料で、さらには失業手当を受けながらこのコースに参加することができる。以前は190校ほど設置されていたが、景気が回復した今では役40校までに減少している。
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 +== アクティビティーセンター ==
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 +高齢者福祉サービスの一環として、地域高齢者が自由に利用できる利用者自主運営型のセンターである。市は一定の予算と場所を提供し、運営の中身は利用者が決める。年間行事としてはよく講演会を企画する。そのテーマは文化、健康、政治、宗教、社会問題など様々である。また、9月~5月頃までの期間、毎週定期的に開かれるサークル活動もたくさん用意されている。
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 +参考文献:格差と貧困のないデンマーク 千葉 忠夫
 +     デンマークの自由すぎる教育機関 http://epmk.net/yukiyamamoto/
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 +nnna
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 +[[日本とデンマークの家庭教育の比較]]

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デンマークの教育制度3

デンマークの幼児教育


目次

1.保育所と幼稚園

デンマークは地域の保育施設が充実している。学校に入学するまでの幼児や児童は保育所や幼稚園を利用する。 保育所…0歳~2,3歳児を扱う。母子・父子家庭の子ども及び、共働き家庭の子どもが対象になる。福祉法によるデイケア施設の一つ。 幼稚園…2歳~6,7歳児を扱う。親や家庭の状況に関わらず、親の希望で自由に利用できる。ただし、片親、共働き家庭の児童が優先される。福祉法のデイケア施設の一つ。

デンマークでは保育園と幼稚園のどちらとも社会省が管轄している。この二つの施設の違いは単に受け入れる児童の数である。


2.統合児童施設

保育所と幼稚園が統合され,就学前の乳幼児が一貫した保育を受ける保育所。現在ではこの施設は保育施設数の36%を占めるまでに至っている。


3.デイケアママ

デイケアという名称で呼ばれている保育制度がある。日本でいう「保育ママ」に近い。市に登録されたデイケアママが、自分の家で、0~3歳児を数人預かるというものである。  また、このような児童福祉サービスの利用率の高さは世界一位である。




参考文献:福祉の国は大国教育 小島ブンゴード孝子

nnna

デンマークの社会保障制度

デンマークの成人教育


フォルケホイスコーレ

現在、デンマーク国内に68校あるデンマーク生まれの全寮制の成人教育機関である。「人生の学校」と呼ばれ、自分や他人、そして社会と向き合い将来の道を模索するための時間を過ごすために設置されている。主に4か月から6か月のコースで、文学、語学、音楽、環境、哲学、スポーツなど、学校ごとに複数のコースが定められ、教科は多岐にわたる。教師と学生が平等な関係の中で相互に学ぶことが重要な理念のひとつであり、授業では自由な対話が重視される。入学試験を含めたテストや成績評価はない。また全寮制であるため、授業外でも学生や教師が生活の多くの時間を共にする。


昼間の国民高等学校

1960年代後半に生まれ、その目的は、失業している市民に意義ある活動を提供すること、また受講者の一般的な資質向上をはかることである。全寮制ではなく、これまでの国民高等学校の伝統を多く取り入れている。特に受講者の人材開発や労働市場への復帰の可能性をはかる教育が行われている。24週間までの短期・中期集中コースが多い。受講料は無料で、さらには失業手当を受けながらこのコースに参加することができる。以前は190校ほど設置されていたが、景気が回復した今では役40校までに減少している。


アクティビティーセンター

高齢者福祉サービスの一環として、地域高齢者が自由に利用できる利用者自主運営型のセンターである。市は一定の予算と場所を提供し、運営の中身は利用者が決める。年間行事としてはよく講演会を企画する。そのテーマは文化、健康、政治、宗教、社会問題など様々である。また、9月~5月頃までの期間、毎週定期的に開かれるサークル活動もたくさん用意されている。

参考文献:格差と貧困のないデンマーク 千葉 忠夫      デンマークの自由すぎる教育機関 http://epmk.net/yukiyamamoto/

nnna

日本とデンマークの家庭教育の比較


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