北方領土問題6

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==ロシアはなぜ北方領土にこだわるのか== ==ロシアはなぜ北方領土にこだわるのか==
-1.軍事的に重要な拠点自国の軍港周辺の海が冬場は凍結するため、軍艦が外海へと出て行けない。これは冷戦時代に合って、軍事上、致命傷ともなりかねないものであった。北方領土の周りには凍結しない部分があるため、軍事上、好都合となる。2.漁業資源が豊富 北方領土周辺は漁業資源が豊富である。この漁業資源だけで、今もロシアは年間10億ドルの収入を上げていると言われている。+1.軍事的に重要な拠点自国の軍港周辺の海が冬場は凍結するため、軍艦が外海へと出て行けない。これは冷戦時代に合って、軍事上、致命傷ともなりかねないものであった。北方領土の周りには凍結しない部分があるため、軍事上、好都合となる。
 +2.漁業資源が豊富 北方領土周辺は漁業資源が豊富である。この漁業資源だけで、今もロシアは年間10億ドルの収入を上げていると言われている。
==北方領土に関わる諸問題== ==北方領土に関わる諸問題==
1.ロシアによる日本の漁船の拿捕 日本とロシアが定める境界線が異なることで、本来的には、自国の排他的経済水域に入っただけの日本の漁船をロシア船が拿捕するという事件が頻発している。拿捕された日本漁船は1302隻。9023名の漁師が捕まり、銃撃で命を落とした人もいる。(北海道庁発表、2008年) 1.ロシアによる日本の漁船の拿捕 日本とロシアが定める境界線が異なることで、本来的には、自国の排他的経済水域に入っただけの日本の漁船をロシア船が拿捕するという事件が頻発している。拿捕された日本漁船は1302隻。9023名の漁師が捕まり、銃撃で命を落とした人もいる。(北海道庁発表、2008年)
2.「ビザなし交流」1992年から始まる北方領土との相互訪問事業。「固有の領土である」という日本の立場に配慮し、ロシア領と認めることにならないよう、ビザなしで訪問できるようにした。これまでに元島民やその子供など約1万1500人が北方領土を訪れた。「ビザなし交流」の他に元島民と親族を対象にした墓参りと自由訪問も行われている。 2.「ビザなし交流」1992年から始まる北方領土との相互訪問事業。「固有の領土である」という日本の立場に配慮し、ロシア領と認めることにならないよう、ビザなしで訪問できるようにした。これまでに元島民やその子供など約1万1500人が北方領土を訪れた。「ビザなし交流」の他に元島民と親族を対象にした墓参りと自由訪問も行われている。

2019年1月18日 (金) 10:54の版

北方領土問題の契機

 択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島には第二次世界大戦前、約1万7000人の日本人が住んでいた。大戦末期の1945年八月九日、ソ連は。日ソ中立条約を破棄して日本に参戦。日本はその直後、日本の主権を本州、北海道、九州、四国と「われら(米英中)の決定する諸小島」に限定したポツダム宣言を受諾し降伏した。ところが、その後もソ連は攻撃を続け、「降伏文書調印式」が行われた9月2日までに、国後・択捉・色丹の三島をその3日後の9月5日には歯舞をも占領した。日本政府は、歴史上、国際法上も、北方領土は日本の領土だとしてソ連・ロシアに対して返還を求めている。

ロシアはなぜ北方領土にこだわるのか

1.軍事的に重要な拠点自国の軍港周辺の海が冬場は凍結するため、軍艦が外海へと出て行けない。これは冷戦時代に合って、軍事上、致命傷ともなりかねないものであった。北方領土の周りには凍結しない部分があるため、軍事上、好都合となる。 2.漁業資源が豊富 北方領土周辺は漁業資源が豊富である。この漁業資源だけで、今もロシアは年間10億ドルの収入を上げていると言われている。

北方領土に関わる諸問題

1.ロシアによる日本の漁船の拿捕 日本とロシアが定める境界線が異なることで、本来的には、自国の排他的経済水域に入っただけの日本の漁船をロシア船が拿捕するという事件が頻発している。拿捕された日本漁船は1302隻。9023名の漁師が捕まり、銃撃で命を落とした人もいる。(北海道庁発表、2008年) 2.「ビザなし交流」1992年から始まる北方領土との相互訪問事業。「固有の領土である」という日本の立場に配慮し、ロシア領と認めることにならないよう、ビザなしで訪問できるようにした。これまでに元島民やその子供など約1万1500人が北方領土を訪れた。「ビザなし交流」の他に元島民と親族を対象にした墓参りと自由訪問も行われている。


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