見えざる手2
出典: Jinkawiki
2015年7月31日 (金) 01:51の版 Bunkyo-studen2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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「見えざる手」とはアダム・スミスの言葉である。みんなが自分のことを考えて一生懸命やっていれば、結果的に見えざる手に導かれて世の中がうまくいくということである。市場=マーケットも個々人が利益を求めて利己的に行動しても、見えざる手によって導かれ、結果として経済がうまく回っていくということです。ものの値段はどうやって決まるのか。それは需要と供給によって決まるので需要と供給のバランスはおのずと調整される。これを見えざる手に導かれるがごとくうまくいく、と表現した。 | 「見えざる手」とはアダム・スミスの言葉である。みんなが自分のことを考えて一生懸命やっていれば、結果的に見えざる手に導かれて世の中がうまくいくということである。市場=マーケットも個々人が利益を求めて利己的に行動しても、見えざる手によって導かれ、結果として経済がうまく回っていくということです。ものの値段はどうやって決まるのか。それは需要と供給によって決まるので需要と供給のバランスはおのずと調整される。これを見えざる手に導かれるがごとくうまくいく、と表現した。 | ||
見えざる手の由来はこれがまるで神様が調節しているようであったため。 | 見えざる手の由来はこれがまるで神様が調節しているようであったため。 | ||
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+ | 人は自分自身の安全と利益だけを求めようとする。この利益は、例えば「莫大な利益を生み出し得る品物を生産する」といった形で事業を運営することにより、得られるものである。そして人がこのような行動を意図するのは、他の多くの事例同様、人が全く意図していなかった目的を達成させようとする見えざる手によって導かれた結果なのである。 | ||
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+ | ...he intends only his own security; and by directing that industry in such a manner as its produce may be of the greatest value, he intends only his own gain; and he is in this, as in many other cases, led by an invisible hand to promote an end which was no part of his intention. | ||
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+ | — 『国富論』第4編「経済学の諸体系について」第2章 | ||
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「見えざる手」とはアダム・スミスの言葉である。みんなが自分のことを考えて一生懸命やっていれば、結果的に見えざる手に導かれて世の中がうまくいくということである。市場=マーケットも個々人が利益を求めて利己的に行動しても、見えざる手によって導かれ、結果として経済がうまく回っていくということです。ものの値段はどうやって決まるのか。それは需要と供給によって決まるので需要と供給のバランスはおのずと調整される。これを見えざる手に導かれるがごとくうまくいく、と表現した。 見えざる手の由来はこれがまるで神様が調節しているようであったため。
人は自分自身の安全と利益だけを求めようとする。この利益は、例えば「莫大な利益を生み出し得る品物を生産する」といった形で事業を運営することにより、得られるものである。そして人がこのような行動を意図するのは、他の多くの事例同様、人が全く意図していなかった目的を達成させようとする見えざる手によって導かれた結果なのである。
...he intends only his own security; and by directing that industry in such a manner as its produce may be of the greatest value, he intends only his own gain; and he is in this, as in many other cases, led by an invisible hand to promote an end which was no part of his intention.
— 『国富論』第4編「経済学の諸体系について」第2章
参考文献
アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
神の見えざる手?市場とは何か http://manapedia.jp/text/28