アメリカの大学

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2008年7月2日 (水) 17:02の版
Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録)

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Daijiten2014 (ノート | 投稿記録)

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-アメリカの大学の分類 +1.アメリカ人の大学観
-アメリカの大学を分類すると、私立のリベラルアーツ・カレッジ(4年制)、私立の総合大学(4年制)、州立の総合大学(4年制)、その他の州立の大学(4年制)、コミュニティ・カレッジ(2年制)がある。リベラルアーツ・カレッジの特徴は、全人教育ということである。これはすなわち、学生の自由な研究心を広げるという教育である。まず人文科学、社会科学、自然科学、つまりリベラルアーツを幅広く学ぶ。2年の終わりごろに専攻を決定するが、3年になっても専攻の変更は可能である。また、少数精税主義であり、学生数がたくさんいるものの、一人一人に指導することを心がけている。さらに、ほとんどが寮制である。私立の総合大学は、リベラルアーツ・カレッジが大学院を建て、大規模になった大学である。州立の総合大学は、州立の大学が大学院を建て、大規模になった大学である。州立のその他の大学は、税金で運営されているため州の人なら誰でも入学可能である。よって、あまり勉強が得意な人は来ない。ただ、卒業することは他の大学と同様に難しいため、卒業率はとても低い。コミュニティ・カレッジは、地域住民への教育を重視し、地域の住民なら誰でも入学可能。税金で運営されているため学費は安く、低所得者層やマイノリティの人への教育を提供することが特徴である。 + アメリカの高校生の大学に進学したい理由として一番多いのは、「より満足できる職業に就くため」ということである。そして、大学に対しての価値観は子供だけが特別強いものを持っているわけではなく、その親も同様であり、「大学が良い評価を得ていると、その卒業生は良い職に就ける」という考えを多くの親が持っている。このことと関連した結果として、大学進学に最も影響を与えた人物の調査結果では、過半数の学生が親と回答した。また、大学入学後のイメージとしての大学観は大きく二つに分けられる。一つは、大学進学をすることの楽しみの半分が、新しい友人を作ることに対するもの。もう一つが、大学生は高校三年生の2倍は勉強をしなくてはいけないということである。ここからも、アメリカの大学進学に対する熱意や日本人との価値観の違いが見受けられる。
-アメリカの大学は入学がやさしい理由 +2.アメリカの大学教授職
-リベラルアーツ・カレッジの場合、入学させるかどうかは、学費が出せることはもちろんだが、学力や面接、ボランティア活動などを総合的に判断して決める。つまり、日本のようにほとんどが学力によって決まるというわけではないため、入学がやさしいといえる。州立大学の場合、「望めば誰にでも教育を受けさせる」大学であるため、それぞれのレベルにあった大学であれば簡単に入学可能である。すでに述べたが、州民ならば誰でも入学可能な大学もある。よって、ここでもアメリカの大学は入学がやさしいといえる。 + 大学教授とは、専門の知識を教えるに当たって、専門職という任務の中で学生とのかかわりを持つため、大学の知的・社会的環境を強めたり弱めたりするものなのである。だからこそ、彼らは研究を重きに置いている。大学の授業カリキュラムが忙しいから、なかなか研究作業に時間を割けないというのは、認められないことである。学生と楽しく学び、良好な関係を作り出すことも大切なことであるが、そればかりに満足し、研究室で羽を伸ばしているようではいけないということだ。アメリカの大学教授は、教育に専念するあまりに、研究を怠るのではなく、常に研究者である立場を重視しつつ、その中で、学生に専門的知識と、知的権威を主張していくということを大切にしているのである。
-アメリカの大学は卒業が難しい理由 +3.参考文献
- +「アメリカの大学・カレッジ」
-これは、授業のスピードがとても早いからである。また、授業そのものに分析力・判断力・決断力が必要であり、試験でも良い点を取らないと退学である。これらのことから、アメリカの大学は卒業が難しいといえる。 +著者:アーネスト・L・ボイヤー
- +発行所:株式会社リクルート出版
-参考資料「http://www.ryugaku.com/rekishi/rekishi_top.htm」+

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1.アメリカ人の大学観

 アメリカの高校生の大学に進学したい理由として一番多いのは、「より満足できる職業に就くため」ということである。そして、大学に対しての価値観は子供だけが特別強いものを持っているわけではなく、その親も同様であり、「大学が良い評価を得ていると、その卒業生は良い職に就ける」という考えを多くの親が持っている。このことと関連した結果として、大学進学に最も影響を与えた人物の調査結果では、過半数の学生が親と回答した。また、大学入学後のイメージとしての大学観は大きく二つに分けられる。一つは、大学進学をすることの楽しみの半分が、新しい友人を作ることに対するもの。もう一つが、大学生は高校三年生の2倍は勉強をしなくてはいけないということである。ここからも、アメリカの大学進学に対する熱意や日本人との価値観の違いが見受けられる。

2.アメリカの大学教授職

 大学教授とは、専門の知識を教えるに当たって、専門職という任務の中で学生とのかかわりを持つため、大学の知的・社会的環境を強めたり弱めたりするものなのである。だからこそ、彼らは研究を重きに置いている。大学の授業カリキュラムが忙しいから、なかなか研究作業に時間を割けないというのは、認められないことである。学生と楽しく学び、良好な関係を作り出すことも大切なことであるが、そればかりに満足し、研究室で羽を伸ばしているようではいけないということだ。アメリカの大学教授は、教育に専念するあまりに、研究を怠るのではなく、常に研究者である立場を重視しつつ、その中で、学生に専門的知識と、知的権威を主張していくということを大切にしているのである。

3.参考文献 「アメリカの大学・カレッジ」 著者:アーネスト・L・ボイヤー 発行所:株式会社リクルート出版


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