イスラム教13

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イスラームは西暦七世紀のアラビア半島で、ムハンマドによって創始された。日本でいえば聖徳太子と同じ時代である。しかし長い歴史を通じて、日本はこの宗教とほとんど縁がなかった。平安時代の日本は大和、唐、天竺でつきる。実際には八世紀半ばには没こうしたイスラーム帝国は唐の辺境に達しタラス河畔で高仙芝に率いられた唐軍を打ち破っている。唐と天竺の向こうにはイスラームの世界が広がっていたのである。また、世界で最も広範囲に流布した宗教の一つであり、信者数からいえば、キリスト教についで二番目に位置する。イスラム教の教義を信じ、その儀礼を実践する人々は、ムスリムと呼ばれ、人類の中で大きな集団を形成している。大まかに言って、世界の総人口五十億のうちの八億五千万人から十億人がイスラム教徒である。アフリカおよびアジア、特に中東の地域において、イスラム教は支配的な宗教である。ユダヤ教やキリスト教徒の場合と同じように、イスラム教徒の間にも信仰に微妙な差異があり、数多くの宗派に分かれている。しかし、教義の上からは二大宗派に分かれる。ほとんどのイスラム教徒はスンニ派に属し、スンニ派ムスリムあるいはスンナ派と呼ばれる。これ以外のイスラム教徒はすべて、シーア派である。シーア派の中で最大の分派は十二イマーム派と呼ばれるものである。イラン人の大半がこの派に属する。ほかに、イラク、クエーと、レバノンおよびインドにも信者が多い。また、シーア派の小分派がイエメンやインドなどにみられる。


参考文献

小杉 泰「イスラームとは何か」 M.S.ゴードン「イスラム教」

ハンドルネームS.S


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