外国人労働者3
出典: Jinkawiki
2010年8月2日 (月) 23:57の版
受け入れのあり方
国際競争の激化に伴い、IT 技術者などの専門的・技術的労働者に対するニーズが世界的に高まったため、欧米諸国では、高度な技術・知識を有する人材の受け入れ促進のための制度改正を行うなど、積極的な受け入れ政策を展開している。日本では現在、就労目的の在留資格として14種類の専門的・技術的分野を設けて、外国人労働者を受け入れている。政府は、専門的・技術的分野の外国人労働者については、経済社会の活性化や一層の国際化を図る観点から、その受け入れに積極的であり、受け入れ人数に数量制限を設けていないにもかかわらず、当該分野における受け入れ人数は約10万人(2001年現在。「興行」「技能」を除く)にとどまっており、高度人材外国人労働者の確保に関して欧米諸国に大きく遅れをとっている。 この大競争時代を勝ち抜くためには、わが国における人材育成対策をさらに充実するとともに、高度人材外国人労働者の受け入れについては、これまでの発想を大転換し、受け入れを大幅に拡大すべきであり、中小企業といえども、優秀な外国人労働者を活用して製品やサービスの高付加価値化を図ることが必要である。 そのため、高度な技術・知識を有する外国人労働者の受け入れ促進に向け、資格の相互認証の積極的拡大、在留資格認定要件の緩和、社会保障協定の締結促進、医療保険制度の見直し、留学生に対する支援の拡充、労働・住環境の整備等を推進すべきである。
メリット・デメリット
外国人労働者を受け入れることのメリットとして、賃金が安いため日本にとっては助かる・外国から期待されている・日本が受け入れることによってある程度は失業者の緩和に役立つ・国際的な役割を果たす・外国を日本経済の一環として組み込むことになるので日本の安全保障に有効である・異文化の人々を受け入れることで日本人も良い刺激を受けるなどが挙げられる。
またデメリットとして、不法入国者の問題・犯罪が増える・自国の労働者の賃金を下げる原因になる・職場内で外国人労働者だけの集団ができてしまう・語学能力の問題・不景気になったら失業者増加の原因になる・民族差別の問題・日本人の職に就けない人の増加・賃金が安いため生活に苦しむ外国人が増える・などといったことが挙げられる。
少子高齢化、経済グローバル化時代における外国人労働者の受け入れのあり方について http://www.jcci.or.jp/nissyo/iken/030917gaikokujinroudousya.htm