国際紛争2
出典: Jinkawiki
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+ | 希少な資源,力,あるいは位置などをめぐって対立する当事国が相互に相いれない要求を掲げ,一方の目標が他方の犠牲においてのみ達成されるような状況で,戦争よりも包括的な概念である。国家間の対立関係を表わす最も広い概念としての国際緊張に対して,より具体的なものといえる。 | ||
- | == 見出し == | + | ==国際紛争平和的処理条約 == |
- | 国際紛争 | + | 国際紛争は,通常,事実問題と法律問題を含むものであるが,単に事実についての見解の不一致からも生じる。国際審査international inquiryは,1899年に第1回ハーグ平和会議で締結された国際紛争平和的処理条約(1907年に改訂)によって初めて設けられたものであり,単に事実上の見解が異なることから生じた国際紛争を国際審査委員会に付託し,その公平誠実な審理によって事実問題を明らかにし,紛争の解決を容易にする制度である。日露戦争のおり,ロシアのバルチック艦隊がイギリスの漁船を日本の水雷艇と見誤って砲撃,損害を与えた英露間の1904年のドッガー・バンク事件は国際審査によってみごとに解決した。 |
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+ | == 世界の紛争地域 == | ||
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+ | 北アイルランド紛争(1969~98) | ||
+ | 北アイルランド(イギリス)がアイルランドと一緒になるかどうかを住民同士が争う。 | ||
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+ | コソボ独立運動(1989~) | ||
+ | セルビア・モンテネグロのコソボ自治州で分離・独立をめぐって対立。 | ||
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+ | ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992~95) | ||
+ | セルビアから独立することをめぐって、ボシュニャク人、クロアチア人とセルビア人が対立。 | ||
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+ | チェチェン独立運動(1994~) | ||
+ | ロシアからの独立をめぐる運動 | ||
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+ | アンゴラ内戦(1975~2004) | ||
+ | ポルトガルからの独立をめぐって内戦南アフリカやアメリカの介入があり、長期化。 | ||
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+ | スリランカ民族紛争(1983~) | ||
+ | 多数派シンハラ人と独立を求める少数派タミル人の争い。 | ||
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+ | レバノン紛争(1975~91) | ||
+ | キリスト教徒とイスラム教徒の政治的な宗教対立。 | ||
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+ | パレスチナ紛争(1948~) | ||
+ | パレスチナへのイスラエル建国をめぐって | ||
+ | ユダヤ人とアラブ人が対立。 | ||
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+ | ルワンダ内戦(1990~94) | ||
+ | ツチ族とフツ族の対立。 | ||
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+ | ソマリア内戦(1991~) | ||
+ | 反政府ゲリラ組織による内戦。 | ||
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+ | アフガニスタン内戦(1979~2002) | ||
+ | 旧ソ連による軍事介入およびアメリ | ||
+ | カ合衆国と有志連合によるタリバ | ||
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+ | カンボジア内戦(1975~99) | ||
+ | カンボジア王国が倒れたのち、政権を争って起こった内戦。 | ||
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+ | 東ティモール独立運動(1975~99) | ||
+ | インドネシアが武力で奪った東ティモールで、独立運動が激化。 | ||
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+ | イラク戦争(2003) | ||
+ | イラク武装解除問題をめぐって、アメリカ合衆国などがイラクへ侵攻。 | ||
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+ | 湾岸紛争(1991) | ||
+ | クウェートに侵攻したイラクのフセイン政 | ||
+ | 権の撤退を求め、国連で認められた多国 | ||
+ | 籍軍がイラクに侵攻し、クウェートを解放。 | ||
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+ | インド・パキスタン(カシミール)紛争 | ||
+ | (1947~) | ||
+ | カシミール地方の領土争い。 | ||
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+ | チベット独立運動(1959~) | ||
+ | 中国からの分離・独立をめざすチベット自治区の運動。 | ||
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+ | 中国・台湾紛争(1949~) | ||
+ | 台湾の独立をめぐって対立。 | ||
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+ | コロンビア紛争(1966~) | ||
+ | 反政府ゲリラによる内戦。 | ||
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+ | ニカラグア内戦(1979~91) | ||
+ | 独裁者をたおしてできた政府とアメリカが支援した右派ゲリラとの対立。 | ||
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+ | == 参照 == | ||
+ | http://www2.aia.pref.aichi.jp/koryu/j/kyouzai/PDF/katsuyo-manyual-2/siryo/G/3/9.pdf | ||
+ | https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%B4%9B%E4%BA%89%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%9A%84%E5%87%A6%E7%90%86%E6%9D%A1%E7%B4%84-1316835 |
2015年7月6日 (月) 18:37の版
目次 |
国際紛争
希少な資源,力,あるいは位置などをめぐって対立する当事国が相互に相いれない要求を掲げ,一方の目標が他方の犠牲においてのみ達成されるような状況で,戦争よりも包括的な概念である。国家間の対立関係を表わす最も広い概念としての国際緊張に対して,より具体的なものといえる。
国際紛争平和的処理条約
国際紛争は,通常,事実問題と法律問題を含むものであるが,単に事実についての見解の不一致からも生じる。国際審査international inquiryは,1899年に第1回ハーグ平和会議で締結された国際紛争平和的処理条約(1907年に改訂)によって初めて設けられたものであり,単に事実上の見解が異なることから生じた国際紛争を国際審査委員会に付託し,その公平誠実な審理によって事実問題を明らかにし,紛争の解決を容易にする制度である。日露戦争のおり,ロシアのバルチック艦隊がイギリスの漁船を日本の水雷艇と見誤って砲撃,損害を与えた英露間の1904年のドッガー・バンク事件は国際審査によってみごとに解決した。
世界の紛争地域
北アイルランド紛争(1969~98) 北アイルランド(イギリス)がアイルランドと一緒になるかどうかを住民同士が争う。
コソボ独立運動(1989~) セルビア・モンテネグロのコソボ自治州で分離・独立をめぐって対立。
ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992~95) セルビアから独立することをめぐって、ボシュニャク人、クロアチア人とセルビア人が対立。
チェチェン独立運動(1994~) ロシアからの独立をめぐる運動
アンゴラ内戦(1975~2004) ポルトガルからの独立をめぐって内戦南アフリカやアメリカの介入があり、長期化。
スリランカ民族紛争(1983~) 多数派シンハラ人と独立を求める少数派タミル人の争い。
レバノン紛争(1975~91) キリスト教徒とイスラム教徒の政治的な宗教対立。
パレスチナ紛争(1948~) パレスチナへのイスラエル建国をめぐって ユダヤ人とアラブ人が対立。
ルワンダ内戦(1990~94) ツチ族とフツ族の対立。
ソマリア内戦(1991~) 反政府ゲリラ組織による内戦。
アフガニスタン内戦(1979~2002) 旧ソ連による軍事介入およびアメリ カ合衆国と有志連合によるタリバ
カンボジア内戦(1975~99) カンボジア王国が倒れたのち、政権を争って起こった内戦。
東ティモール独立運動(1975~99) インドネシアが武力で奪った東ティモールで、独立運動が激化。
イラク戦争(2003) イラク武装解除問題をめぐって、アメリカ合衆国などがイラクへ侵攻。
湾岸紛争(1991) クウェートに侵攻したイラクのフセイン政 権の撤退を求め、国連で認められた多国 籍軍がイラクに侵攻し、クウェートを解放。
インド・パキスタン(カシミール)紛争 (1947~) カシミール地方の領土争い。
チベット独立運動(1959~) 中国からの分離・独立をめざすチベット自治区の運動。
中国・台湾紛争(1949~) 台湾の独立をめぐって対立。
コロンビア紛争(1966~) 反政府ゲリラによる内戦。
ニカラグア内戦(1979~91) 独裁者をたおしてできた政府とアメリカが支援した右派ゲリラとの対立。
参照
http://www2.aia.pref.aichi.jp/koryu/j/kyouzai/PDF/katsuyo-manyual-2/siryo/G/3/9.pdf https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%B4%9B%E4%BA%89%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%9A%84%E5%87%A6%E7%90%86%E6%9D%A1%E7%B4%84-1316835