砂漠化問題
出典: Jinkawiki
2015年7月29日 (水) 15:25の版
目次 |
砂漠化とは
砂漠化対処条約で砂漠化は「乾燥地域、半乾燥地域、乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含むさまざまな要素に起因する土地の劣化」と定義されてる。
砂漠化の原因
砂漠化の原因として気候的要因と人為的要因の二つが挙げられる。 気候的要因:地球的規模での気候変動、干ばつ、乾燥化などが挙げられる。 人為的要因:過放牧、森林減少、過耕作など乾燥地域の脆弱な生態系の中で、その許容限度を超えて行われる人間活動が挙げられる。こうした人為的な要因は、人口増加、市場経済の進展、貧困などのために生じるとも考えられている。
砂漠化の影響
乾燥地域は地表面積の約41%を占めており、そこで暮らす人々は20億人以上に及び、その多くが開発途上国の人々である。砂漠化は、食糧の供給不安、水不足、貧困などの様々な原因になっています。 また多くのアフリカ諸国では、深刻な干ばつにしばしば見舞われ、食糧の生産基盤である土地の劣化に直面した住民が生存のために森林、水などの自然資源の過剰採取を行わざるを得ず、このことが更に土地の劣化を促進させるという悪循環に見舞われている。
砂漠化に関する条約
砂漠化対処条約(正式名称・United Nations Convention to Combat Desertification in Those Countries Experiencing Serious Drought and/or Desertification, Particularly in Africa 略称・UNCCD) 1994年6月にパリで採択され、1996年12月に発効された国際条約で、目的は深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)や地域が砂漠化に対処するために行動計画を作成し及び実施することまた,そのような取組みを先進締約国が支援すること等について規定した条約である。現在の締約国は195ヶ国と欧州連合(EU)である。
参考・引用
外務省
環境省
鳥取大学乾燥地研究センター