バラ戦争
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2015年7月31日 (金) 01:35の版
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概要
1455年から1485年まで、百年戦争の後のイギリスの王位継承をめぐる内戦。封建領主層が没落し、王権が強化される結果となった。
百年戦争の終結した後のイギリスで、1455年から1485年まで続いた内乱。王位継承をめぐる、ランカスター家とヨーク家の争いで、前者が紅バラ、後者が白バラをそれぞれ家紋にしていたので、「バラ戦争」と言われる。戦争の直接の原因は王位継承問題であったが、それぞれ2派にわかれた封建貴族の私闘というのが実質である。30年にわたり血腥い暗闘が繰り広げられたが、結局、ランカスター家の一族のテューダー家のヘンリが、ヨーク家のリチャード3世を倒し、テューダー朝を開いてヘンリ7世として即位、ヨーク家のエリザベスと結婚することで両家の争いに終止符を打った。百年戦争に続く内乱によって、封建貴族は相打ちとなって没落し、テューダー朝の王権は強大となり、絶対王政を実現する。なお、イギリスでバラ戦争が続いていた同時代の日本では、応仁の乱(1467~77年)が起こっている。