エボラ出血熱2

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2015年7月31日 (金) 23:38の版

エボラ出血熱とはウイルス性の感染症であり、致死率の高さが20%から最高で90%と非常に高いことから各地域で恐れられている。ウイルスの型は2015年現在で知られているのは5種類であり、種類によって致死率が異なる。エボラの流行は新規感染者が42日確認されなかった場合に収束したと考えられる。これが必ずしも出血症状を伴うわけではないことから、近年ではエボラウイルス病(EDV)と呼ばれることが多い。

目次

症状

感染の症状としては第1期では高熱、頭痛、筋肉痛、全身衰弱、強い脱力感、のどの痛みなどを引き起こす。さらに感染が進んでしまい、第2期では嘔吐、下痢、発疹、多臓器不全などがみられる。吐血や血性下痢、皮下出血などの体内の複数の場所で起きる出血症状がみられてのは10%以下であり、衰弱や下痢等の消化器症状が目立った。

流行地域

まず初めに1976年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)のエボラ川流域の村とスーダンの南部(現在の南スーダン)のヌビアで同時期に集団感染が確認された。以降、数年ごとに流行を繰り返している。流行地域はほぼアフリカに限られていたのだが、2014年2月に西アフリカのギニアで流行が始まった際、シエラレオネ、リベリア、ナイジェリアへと拡大した。

感染経路

アフリカではエボラウイルスに感染したコウモリや猿などの野生動物の死体などへ接触したことによって感染が始まったとされている。ウイルスは感染した人や動物の尿、汗、血液、母乳などの体液から感染するのであり、空気感染はしない。また、発症していない人から感染することもない。また、直接肢死体に触れる葬儀の習慣がある地域ではその行為が感染拡大の主因になることがある。

参考文献

1.http://www.msf.or.jp/news/ebola.html 2.http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/342-ebora-intro.html

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