デンマークの学校制度
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
最新版
・デンマークの大学入学試験
主に大学へは、医師・弁護士・エンジニア、高校教師等を志望する者が進学する。デンマークの大学に入学試験は無く、 高校卒業時点での成績(ポイント)で応募できる大学・学部が絞られる.ポイントは高校の成績(テストと内申書)と課外活動(ボランティアなど)の合計によって決まってくる。職場経験や海外留学・国民高等学校などへの在籍もポイントとして加算される。自分が行きたい大学の学部が自分のポイント以上だと応募できず、またポイントが足りなければボランティアとかしてポイント稼ぐことも可能である。入学金、授業料は一切無料で、更に奨学金が支給される。
・その他の学校
上級専門学校へは学校の教師、看護師、福祉施設職員、ソーシャルワーカー等を志望するものが進学する。高等学校への進学率は35~40%程度と言われている。入学試験はなく本人の希望と教師の評価により決める。高等学校に進学しない人は、自分のなりたい職種の専門学校に通う。デンマークの小学校、中学校は、区別はなく9年制である。1学級の定員は28人までであり平均は20人前後である。授業は、教壇のない少人数の教室の中で、対話式の生きた言葉によって生徒ひとりひとりの能力と個性に合わせて進められる。よって序列を決める試験も通知表も存在しない。9年間の教育の義務の後に10年生クラスがある。進学にあたり学力的にも精神的にもまだ早いと自分で思う者が継続して在籍するクラスで、現在では50%の生徒が継続しますが義務ではない。
・ねらい
試験などの学力で人を判断するような価値観を育てることなく、自由・平等そして責任を果たすことを学び、連帯や共生の意識をもてる国民を育てる。